ハローワークの機能が低下しているのではないかと思う 逆に、民間の就職支援会社とか 派遣会社などが業績を伸ばしている たとえば大学の学生課の求人案内などもなくなり 業者に委託するようになっているようだ 一種のワークシェアだと思うが ネットの発達した時代に、明らかに逆方向の商売をしている 紹介してもらう労働者はお金を支払うわけではないけれども 雇用する会社は人件費の中から会社に紹介料を支払うわけで つまりは、紹介会社が、労働者の賃金を搾取している形になっている 年収の2割などというレベルだと搾取というに

ハローワークの機能が低下しているのではないかと思う逆に、民間の就職支援会社とか派遣会社などが業績を伸ばしている ハローワークは最近はネット検索で全国どこの職場でも探せるようになっているしかしあまり決まっていないのではない … Read more ハローワークの機能が低下しているのではないかと思う 逆に、民間の就職支援会社とか 派遣会社などが業績を伸ばしている たとえば大学の学生課の求人案内などもなくなり 業者に委託するようになっているようだ 一種のワークシェアだと思うが ネットの発達した時代に、明らかに逆方向の商売をしている 紹介してもらう労働者はお金を支払うわけではないけれども 雇用する会社は人件費の中から会社に紹介料を支払うわけで つまりは、紹介会社が、労働者の賃金を搾取している形になっている 年収の2割などというレベルだと搾取というに


徒然草第122段:人の才能は、文明らかにして、聖の教を知れるを第一とす。次には、手書く事、むねとする事はなくとも、これを習ふべし。学問に便りあらんためなり。次に、医術を習ふべし。身を養ひ、人を助け、忠孝の務も、医にあらずはあるべからず。次に、弓射、馬に乗る事、六芸に出だせり。必ずこれをうかがふべし。文・武・医の道、まことに、欠けてはあるべからず。これを学ばんをば、いたづらなる人といふべからず。次に、食は、人の天なり。よく味はひを調へ知れる人、大きなる徳とすべし。次に細工、万に要多し。 この外の事ども、

徒然草第122段:人の才能は、文明らかにして、聖の教を知れるを第一とす。次には、手書く事、むねとする事はなくとも、これを習ふべし。学問に便りあらんためなり。次に、医術を習ふべし。身を養ひ、人を助け、忠孝の務も、医にあらず … Read more 徒然草第122段:人の才能は、文明らかにして、聖の教を知れるを第一とす。次には、手書く事、むねとする事はなくとも、これを習ふべし。学問に便りあらんためなり。次に、医術を習ふべし。身を養ひ、人を助け、忠孝の務も、医にあらずはあるべからず。次に、弓射、馬に乗る事、六芸に出だせり。必ずこれをうかがふべし。文・武・医の道、まことに、欠けてはあるべからず。これを学ばんをば、いたづらなる人といふべからず。次に、食は、人の天なり。よく味はひを調へ知れる人、大きなる徳とすべし。次に細工、万に要多し。 この外の事ども、


徒然草第121段:養ひ飼ふものには、馬・牛。繋ぎ苦しむるこそいたましけれど、なくてかなはぬものなれば、いかがはせん。犬は、守り防くつとめ人にもまさりたれば、必ずあるべし。されど、家毎にあるものなれば、殊更に求め飼はずともありなん。 その外の鳥・獣、すべて用なきものなり。走る獣は、檻にこめ、鎖をさされ、飛ぶ鳥は、翅を切り、籠に入れられて、雲を恋ひ、野山を思ふ愁、止む時なし。その思ひ、我が身にあたりて忍び難くは、心あらん人、これを楽しまんや。生を苦しめて目を喜ばしむるは、桀・紂が心なり。王子猷が鳥を愛せし

徒然草第121段:養ひ飼ふものには、馬・牛。繋ぎ苦しむるこそいたましけれど、なくてかなはぬものなれば、いかがはせん。犬は、守り防くつとめ人にもまさりたれば、必ずあるべし。されど、家毎にあるものなれば、殊更に求め飼はずとも … Read more 徒然草第121段:養ひ飼ふものには、馬・牛。繋ぎ苦しむるこそいたましけれど、なくてかなはぬものなれば、いかがはせん。犬は、守り防くつとめ人にもまさりたれば、必ずあるべし。されど、家毎にあるものなれば、殊更に求め飼はずともありなん。 その外の鳥・獣、すべて用なきものなり。走る獣は、檻にこめ、鎖をさされ、飛ぶ鳥は、翅を切り、籠に入れられて、雲を恋ひ、野山を思ふ愁、止む時なし。その思ひ、我が身にあたりて忍び難くは、心あらん人、これを楽しまんや。生を苦しめて目を喜ばしむるは、桀・紂が心なり。王子猷が鳥を愛せし


徒然草第128段:雅房大納言(まさふさのだいなごん)は、才賢く、よき人にて、大将にもなさばやと思しける比(ころ)、院の近習(きんじゅう)なる人、『ただ今、あさましき事を見侍りつ』と申されければ、『何事ぞ』と問はせ給ひけるに、『雅房卿、鷹に飼はんとて、生きたる犬の足を斬り侍りつるを、中墻(なかがき)の穴より見侍りつ』と申されけるに、うとましく、憎く思しめして、日来の御気色も違ひ、昇進もし給はざりけり。さばかりの人、鷹を持たれたりけるは思はずなれど、犬の足は跡なき事なり。虚言は不便なれども、かかる事を聞かせ給

徒然草第128段:雅房大納言(まさふさのだいなごん)は、才賢く、よき人にて、大将にもなさばやと思しける比(ころ)、院の近習(きんじゅう)なる人、『ただ今、あさましき事を見侍りつ』と申されければ、『何事ぞ』と問はせ給ひける … Read more 徒然草第128段:雅房大納言(まさふさのだいなごん)は、才賢く、よき人にて、大将にもなさばやと思しける比(ころ)、院の近習(きんじゅう)なる人、『ただ今、あさましき事を見侍りつ』と申されければ、『何事ぞ』と問はせ給ひけるに、『雅房卿、鷹に飼はんとて、生きたる犬の足を斬り侍りつるを、中墻(なかがき)の穴より見侍りつ』と申されけるに、うとましく、憎く思しめして、日来の御気色も違ひ、昇進もし給はざりけり。さばかりの人、鷹を持たれたりけるは思はずなれど、犬の足は跡なき事なり。虚言は不便なれども、かかる事を聞かせ給


第127段:改めて益なき事は、改めぬをよしとするなり。 ーーーーー 改めても益がない事は、改めないほうが良い。 ーーーーー まったく治療の方法もない前例主義者。冒険しないでどうする。気がついたら試すほうがいい。何も気が付かないのは死んでいるのと同じ。

第127段:改めて益なき事は、改めぬをよしとするなり。 ーーーーー 改めても益がない事は、改めないほうが良い。 ーーーーー まったく治療の方法もない前例主義者。冒険しないでどうする。気がついたら試すほうがいい。何も気が付 … Read more 第127段:改めて益なき事は、改めぬをよしとするなり。 ーーーーー 改めても益がない事は、改めないほうが良い。 ーーーーー まったく治療の方法もない前例主義者。冒険しないでどうする。気がついたら試すほうがいい。何も気が付かないのは死んでいるのと同じ。


徒然草第131段:貧しき者は、財をもて礼とし、老いたる者は、力をもて礼とす。己が分を知りて、及ばざる時は速かに止むを、智といふべし。許さざらんは、人の誤りなり。分を知らずして強いて励むは、己れが誤りなり。 貧しくて分を知らざれば盗み、力衰へて分を知らざれば病を受く。 ーーーーー 貧しい者は、財力を礼節だと勘違いをし、老いた者は、体力を礼節だと勘違いしやすい。自分の能力の分を知って、できない時には速やかにあきらめるのが知恵である。そういった諦めを許さないというのは、人が陥りやすい誤りである。自分の分をわ

徒然草第131段:貧しき者は、財をもて礼とし、老いたる者は、力をもて礼とす。己が分を知りて、及ばざる時は速かに止むを、智といふべし。許さざらんは、人の誤りなり。分を知らずして強いて励むは、己れが誤りなり。  貧しくて分を … Read more 徒然草第131段:貧しき者は、財をもて礼とし、老いたる者は、力をもて礼とす。己が分を知りて、及ばざる時は速かに止むを、智といふべし。許さざらんは、人の誤りなり。分を知らずして強いて励むは、己れが誤りなり。 貧しくて分を知らざれば盗み、力衰へて分を知らざれば病を受く。 ーーーーー 貧しい者は、財力を礼節だと勘違いをし、老いた者は、体力を礼節だと勘違いしやすい。自分の能力の分を知って、できない時には速やかにあきらめるのが知恵である。そういった諦めを許さないというのは、人が陥りやすい誤りである。自分の分をわ


徒然草第130段:物に争はず、己れを枉げて(まげて)人に従ひ、我が身を後にして、人を先にするには及かず(しかず)。 万の遊びにも、勝負を好む人は、勝ちて興あらんためなり。己れが芸のまさりたる事を喜ぶ。されば、負けて興なく覚ゆべき事、また知られたり。我負けて人を喜ばしめんと思はば、更に遊びの興なかるべし。人に本意なく思はせて我が心を慰めん事、徳に背けり。睦しき(むつましき)中に戯るるも、人を計り欺きて、己れが智のまさりたる事を興とす。これまた、礼にあらず。されば、始め興宴(きょうえん)より起りて、長き恨

徒然草第130段:物に争はず、己れを枉げて(まげて)人に従ひ、我が身を後にして、人を先にするには及かず(しかず)。  万の遊びにも、勝負を好む人は、勝ちて興あらんためなり。己れが芸のまさりたる事を喜ぶ。されば、負けて興な … Read more 徒然草第130段:物に争はず、己れを枉げて(まげて)人に従ひ、我が身を後にして、人を先にするには及かず(しかず)。 万の遊びにも、勝負を好む人は、勝ちて興あらんためなり。己れが芸のまさりたる事を喜ぶ。されば、負けて興なく覚ゆべき事、また知られたり。我負けて人を喜ばしめんと思はば、更に遊びの興なかるべし。人に本意なく思はせて我が心を慰めん事、徳に背けり。睦しき(むつましき)中に戯るるも、人を計り欺きて、己れが智のまさりたる事を興とす。これまた、礼にあらず。されば、始め興宴(きょうえん)より起りて、長き恨


徒然草第129段:顔回は、志、人に労を施さじとなり。すべて、人を苦しめ、物を虐ぐる事、賤しき民の志をも奪ふべからず。また、いときなき子を賺し(すかし)、威し(おどし)、言ひ恥かしめて、興ずる事あり。おとなしき人は、まことならねば、事にもあらず思へど、幼き心には、身に沁みて、恐ろしく、恥かしく、あさましき思ひ、まことに切なるべし。これを悩まして興ずる事、慈悲の心にあらず。おとなしき人の、喜び、怒り、哀しび、楽しぶも、皆虚妄なれども、誰か実有の相に著(じゃく)せざる。 身をやぶるよりも、心を傷ましむるは、

徒然草第129段:顔回は、志、人に労を施さじとなり。すべて、人を苦しめ、物を虐ぐる事、賤しき民の志をも奪ふべからず。また、いときなき子を賺し(すかし)、威し(おどし)、言ひ恥かしめて、興ずる事あり。おとなしき人は、まこと … Read more 徒然草第129段:顔回は、志、人に労を施さじとなり。すべて、人を苦しめ、物を虐ぐる事、賤しき民の志をも奪ふべからず。また、いときなき子を賺し(すかし)、威し(おどし)、言ひ恥かしめて、興ずる事あり。おとなしき人は、まことならねば、事にもあらず思へど、幼き心には、身に沁みて、恐ろしく、恥かしく、あさましき思ひ、まことに切なるべし。これを悩まして興ずる事、慈悲の心にあらず。おとなしき人の、喜び、怒り、哀しび、楽しぶも、皆虚妄なれども、誰か実有の相に著(じゃく)せざる。 身をやぶるよりも、心を傷ましむるは、


徒然草第134段:高倉院の法華堂の三昧僧、なにがしの律師とかやいふもの、或時、鏡を取りて、顔をつくづくと見て、我がかたちの見にくく、あさましき事余りに心うく覚えて、鏡さへうとましき心地しければ、その後、長く、鏡を恐れて、手にだに取らず、更に、人に交はる事なし。御堂のつとめばかりにあひて、籠り居たりと聞き侍りしこそ、ありがたく覚えしか。 賢げなる人も、人の上をのみはかりて、己れをば知らざるなり。我を知らずして、外を知るといふ理あるべからず。されば、己れを知るを、物知れる人といふべし。かたち醜けれども知ら

徒然草第134段:高倉院の法華堂の三昧僧、なにがしの律師とかやいふもの、或時、鏡を取りて、顔をつくづくと見て、我がかたちの見にくく、あさましき事余りに心うく覚えて、鏡さへうとましき心地しければ、その後、長く、鏡を恐れて、 … Read more 徒然草第134段:高倉院の法華堂の三昧僧、なにがしの律師とかやいふもの、或時、鏡を取りて、顔をつくづくと見て、我がかたちの見にくく、あさましき事余りに心うく覚えて、鏡さへうとましき心地しければ、その後、長く、鏡を恐れて、手にだに取らず、更に、人に交はる事なし。御堂のつとめばかりにあひて、籠り居たりと聞き侍りしこそ、ありがたく覚えしか。 賢げなる人も、人の上をのみはかりて、己れをば知らざるなり。我を知らずして、外を知るといふ理あるべからず。されば、己れを知るを、物知れる人といふべし。かたち醜けれども知ら