不思議なこと

既得権益を死守する人々はそこにもここにもいて
我々の業界にも実に沢山いる

しかし考えてみると
そうした既得権益にしがみつかないでは生活できない人が
沢山いるのも事実で
私の親戚にも何人もいる

そうした人たちを親戚の我々で支えるのがいいのか
社会全体で支えるのがいいのかと言えば
やはり社会全体で支える方が倫理的態度であろうとは思う

基本的には有効な仕事がなくて
やりがいがないとか生き甲斐がないとか嘆き
だいたいはゴルフとかで生き甲斐を無理矢理に作り出している種族なのであるが
そのような人たちに
組織はそのままで
新しい仕事を与えればそれなりにやってくれるものだということも
観察できている

ヤスパースは
独創者の後継者は遺産を守るだけの不毛な態度を取り、過去の既得権益からの利息だけで生き抜こうとする
という意味のことを書いている

もちろん彼らは創始者の言葉を反復するのみで
何も考えてはいない
法律条文への違反を取り締まるような態度で
「それは違う」と語る

科学の原則である実験に基づくこともなく
現実体験の観察に基づくこともなく
ただ
創始者の残した言葉のみが根拠となる

何をしているのかなーと思うが
そのような種族がいるものなのだ
そのことも重要な心理学的事実である

しかし問題は
心理学が自分自身が上記のような重要な心理学的問題状況に陥っていることを
認めてしまえば
これまでの長い年月をどうしてくれるのかとの問題が噴出し
極めて気まずい状況に直面してしまう

この場合問題を認識すること自体を先延ばしにし
だまされる人間だけをだまして生き延びようというわけである

そして不思議なのは
内部の人間は全員が信じているのだろうか
あるいは上層部は気がついていて
下層部や新人をだましているのだろうか 
という点である

つまり催眠商法やネズミ講やマルチ商法と同じなのかどうか
と不思議に思う