ネット中毒 日本の子供は、全く異なる傾向を見せている。フォーラムとチャットが34.25%でトップ、次いでアダルト(23.28%)、オンラインショッピング(16.89%)となった(SNSは10.59%)

ある小学校高学年のクラスでは、スマートフォン(スマホ)で不適切な動画を見る男子が増え、性的な発言が目立つようになった。事態収拾のためにフィルタリングの設定を促そうとしたところ、思わぬ抵抗に遭った――。小学校高学年から中高生までマートフォン(スマホ)が急速に広がるなか、様々な課題が浮上してきた。本連載では、スマホを肌身離さず持ち歩く「スマホチルドレン」の現状。
少女たちはメッセージアプリで友達と長時間つながり、届いたテキストの内容に一喜一憂する。少年たちはゲームアプリに没頭してバイト代をつぎ込み、寝食を忘れてネットの世界で活動する――。小学校高学年から中学生、高校生たちにスマートフォン(スマホ)が急速に広がるなか、様々な課題が浮上してきた。スマホを肌身離さず持ち歩く「スマホチルドレン」の現状。

ネットで寝不足、生活不規則、自律神経乱れ。

ネットで悪口、いじめ、仲間はずれ。

ネットゲームに熱中。注意しようとした親も一緒に熱中。

モバゲー、DeNA、ガンホーと急成長。

ーーーー

子供たちがアクセスを試みた回数の多いコンテンツは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、アダルト、オンラインショッピングが“トップ3”だった
SNS(アクセス全体に対する割合は31.26%、以下同)、アダルト(16.83%)、オンラインショッピング(16.65%)、フォーラムとチャット(8.09%)、Web メール(7.39%)、違法ソフトウエア(3.77%)、オンラインゲーム(3.19%)。武器や薬物に関するサイト、ギャンブルサイト、クレジットカード決済システムなどのコンテンツは2%以下だった。
アダルトよりSNSへのアクセス意欲が高いこと、予想以上にショッピングサイトへのアクセスが多いことなどを指摘。特にオンラインショッピングに関して、子供にクレジットカードの保管場所を知られないようにする、偽のショッピングサイトに引っかからないよう指導する、などの対策が必要としている。
子供の嗜好を国別に見ると、米国ではアダルトが22.02%でトップ、次いでオンラインショッピング(19.50%)とSNS(18.88%)が僅差で続いた。英国やドイツでも同様の順位だった。ブラジルではSNS(22.34%)がトップで、アダルト(18.91%)、オンラインショッピング(16.76%)と、調査全体の順位と同じになった。
一方日本の子供は、全く異なる傾向を見せている。フォーラムとチャットが34.25%でトップ、次いでアダルト(23.28%)、オンラインショッピング(16.89%)となった(SNSは10.59%)。カスペルスキーでは「日本で人気のあるWebサイトはフォーラムやブログを作成するためのツールで製作されていることが多く、フォーラムとチャットはSNSの代替となっている」と理由を分析している。
 この調査では、家族が保有する端末についても調べている。それによると、一家族が保有するパソコンの台数は平均2.5台で、スマートフォンは平均1.4 台、タブレットは0.7台だった。