何もかも失っても きれいな心だけ 残ったらいい そして祈りが始まる

何もかも失っても
きれいな心だけ
残ったらいい
そして祈りが始まる

魂が浄化された地点でのみ
祈りは始まる
魂の浄化には
理不尽にも何もかも失うことが
必要なのだと直感する

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何もかも失えば神が語りかけるということでもない
何もかもしうなわなければ光がもたらされないというのもでもない

しかし何もかも失ってみることがきっかけの一つであるということは言えると思う

その場合の魂の浄化は
世間から表彰されるようなものでもないし
世間の人達が好意的に噂するようなものでもない

ただひっそりと、
心の中に溜まっていたがらくたが処分されるのだろう

主観的には幸せでもない
ただ心に痛みが走るだけである
心に涙が流れるだけである

しかしその一方で
何もかも失って
空っぽの空間ができて
そこに風が吹く