中間補正機能 自然な自明性

人間の脳の特性として
中間を補正して
外延を予測する機能がある
 
精密なデータがなくても
非常に粗雑なデータからでも
なんとか生活に役立つ程度の情報をゲシュタルトとして形成することができる

ロールシャッハとか
星を見て星座を考えたりとか
壁のシミを人の顔と見たりとか
音痴な歌だけれどなんとか何の歌か分かったりとか 
おおむね中間値を予想して補正しているからできることである

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人間の経験は当然各人で違う
決して同じではない
それなのにほぼ同じとして考えていいのは
非常に粗雑な情報を元にして
中間値を推定して、つなげて、元の形、全体の形、つまりゲシュタルトを形成するからで、
その形成されたゲシュタルトはあまり違わないということになる

このように、結果としてあまり違わないことを
自然な自明性と言っていいのだと思う