IBMはWatsonを「Cognitive Computing」 と呼び、自ら学習し、ヒトと会話できるコンピュータと定義している。Cognitiveとは認知できるという意味。人工知能の中でも、データから意味を把握するという側面に焦点を当てた呼称だ。  具体的には、「Natural Language Processing」(自然言語解析) で言葉を理解し会話する。膨大な非定型データに対し、「Analytics」(解析) を行い知見を得る。過去に行った解析を経験に、学習を重ねていく。Watsonはヒトの言

 IBMはWatsonを「Cognitive Computing」 と呼び、自ら学習し、ヒトと会話できるコンピュータと定義している。Cognitiveとは認知できるという意味。人工知能の中でも、データから意味を把握するという側面に焦点を当てた呼称だ。
 具体的には、「Natural Language Processing」(自然言語解析) で言葉を理解し会話する。膨大な非定型データに対し、「Analytics」(解析) を行い知見を得る。過去に行った解析を経験に、学習を重ねていく。Watsonはヒトの言語を理解し、証拠に基づき仮説を立て、自ら学習していくマシンということができる。
遺伝子解析結果を、医師に代わって被験者に説明するアプリなど。「今日はどれだけ運動すべき?」とか、「月曜日は何杯コーヒーを飲んでもいい?」と質問すると、アプリは質問に回答していく。病院の医師に相談するように、自然な言語でアプリに質問できる。
IBMは1981年にIBM PCでパソコン事業に参入したが、Watson Groupはこれと同等のインパクトがある。人工知能事業が独立したビジネスユニットで展開される。Jeopardy優勝から3年を経て、Watsonがビジネスで活躍できるステージが整った。