高機能自閉性障害については たとえば小学校教諭には少ない、大学教員には多い、というような指摘がある 大学は特殊な場所だといえばそのとおりなのかもしれないが 環境設定によっては他の場所よりも適応的になるということは言えると思う 逆に小学校が特殊な場所であるとも言えるのだが 国民の全員がその特殊な一時期を過ごすので特殊さの印象は弱まることになる 今後他人とのコミュニケーションがあまりなくて自分の世界に没頭しPCに向かって話しかけ PCで成果を発信するというような仕事も増えるのだろうから 自閉性の特徴につ

高機能自閉性障害については
たとえば小学校教諭には少ない、大学教員には多い、というような指摘がある

大学は特殊な場所だといえばそのとおりなのかもしれないが
環境設定によっては他の場所よりも適応的になるということは言えると思う

逆に小学校が特殊な場所であるとも言えるのだが
国民の全員がその特殊な一時期を過ごすので特殊さの印象は弱まることになる

今後他人とのコミュニケーションがあまりなくて自分の世界に没頭しPCに向かって話しかけ
PCで成果を発信するというような仕事も増えるのだろうから
自閉性の特徴については悪いことばかりではない

ただ社会でどのように抱えて維持していけるかというのは
社会の余裕にかかっているとおもう

小学校でオール5を取れるようなタイプではないけれども
動物生態学できちんとした成果をあげることはできる

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小学校や中学校という社会はなかなか特殊なところがあって
不思議なことでリーダーが決まったり、学校に行きにくくなったりする
縄跳びが上手い子がヒーロー、ヒロインになって影響力を行使するとか
「わたしは大縄跳びが不得意だから、どうせ何をしてもだめ」とか

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自閉性の人は孤独であっても全然構わないというのでもない
やはり孤独はつらいのだが
コミュニケーションをしたくない時があるし
勝手にやらせておいて欲しい時もある

虎のように孤独を好み孤独を楽しむというのでもない
一定の保護は必要である
しかしその上で、自由にさせてあげれば、その子なりに成長してゆく

原始的な生存競争にさらされたらとても生きて行けない感じはするが
保護的な人工環境で生きるには不都合もないというところがある

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社会性の発達がうまくいかない人も環境を調整すれば
それなりに働いて自立することも出来るのだが
結婚して育児するとなると
そこではやはり原始的な人間関係が問題になり
夫婦としての共感とか反応が求められる
そこは少し難しいようだ

何か才能があったり知能が高かったりすれば
すごい人なんだから多少変わっているのも当然とか
周囲も見てくれるところもある
また、そのような場合は、本人も、自分の習性を訂正する必要がないことを自覚している

戯画化して言えば、奇妙な大学教授という人間像であるが
原始社会には教授職などというものはないから、生きにくいに決まっている
社会に余裕ができて初めて大学が成立し、その中で、奇妙な教授の奇妙な研究が存在できるようになる

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しかしまた一方で、社会が厳しくなって生きにくくなっているから、自閉性障害が析出しているのだとの議論もある
自分に出来るだけの労働をすれば良いという社会ではなく
労働能率を管理されアウトプットを評価され
コミュニケーション能力が評価され
それらはだんだん厳しくなっている、だから自閉性障害が問題になっているのだという議論である

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原因については、
未熟児とか出生時の脳損傷とか胎内環境とか、いろいろな議論がある
また親の年齢が問題で、母親が高齢だと高齢出産のリスクが全般に関係しているだろうとか
父親が高齢の場合に発生しやすいのではないかなども議論がある
幼少時の虐待などについては、はっきりしないと思う
遺伝子の問題も半分くらいあるだろうという見解が多いように思う