“夫婦やカップルにとって、「口論が起こった時にどうするか」というのは、2人の関係性を左右する大きな問題だろう。お互いが納得のいくまで主張し合うというケースもあれば、ある程度の段階でどちらかが譲歩するという場合もあるだろう。 どちらにせよ、自分のパートナーと口論をするというのは、気持ちのいいものではない。「なるべくならば避けたい」と思う人は多いはずだ。しかし、そのような気持ちから、徹底的に衝突を避けて、相手に同意し続けるとどうなるのか? そんな実験が行われ、衝撃的な結果が出てしまったのだ。 ・実際の夫婦間

“夫婦やカップルにとって、「口論が起こった時にどうするか」というのは、2人の関係性を左右する大きな問題だろう。お互いが納得のいくまで主張し合うというケースもあれば、ある程度の段階でどちらかが譲歩するという場合もあるだろう。
どちらにせよ、自分のパートナーと口論をするというのは、気持ちのいいものではない。「なるべくならば避けたい」と思う人は多いはずだ。しかし、そのような気持ちから、徹底的に衝突を避けて、相手に同意し続けるとどうなるのか? そんな実験が行われ、衝撃的な結果が出てしまったのだ。
・実際の夫婦間で行われた実験
ニュージーランド・オークランド大学の研究者が、男女間の心理に関する実験を行った。その実験とは、夫が妻の言い分を全て受け入れ続けるとどうなるのか? というものだ。
まず、実際に何組かの夫婦が選ばれ、夫側にのみルールの説明がされた。そのルールとは、夫が、妻のあらゆる意見や要求に対して「イエス」と言うこと。妻の主張を「間違っている」と思おうが不満を言うことは許されず、ことごとく「イエス」である。
そして、そのような生活を送りながら、男女それぞれの人生に対する幸福度や満足度などを示す「生活の質」を10段階の指数として記録していく。実験前の男性の平均は7で、女性は8。果たしてどうなるのか?
・危険と判断して実験中止
スタートして、わずか12日目。実験は予想していなかった形で幕をおろすことになった。なんと、男性の心理状態があまりにもひどい状態になったため、研究チームが「これ以上の実験継続は危険」と判断。開始から2週間も経たないうちに実験の中止を決断したのだ。
ちなみに、男性側の「生活の質」の指数は最終的に7から3にまで急落。女性は8から8.5に微増するという結果に。研究者は「パートナーのどちらかが常に相手の意見に同意することは、かえって害をもたらす」と述べている。
「口論をするのが面倒くさい」「相手に嫌われたくない」などの気持ちから、中には自分の意見をパートナーに主張しない人もいるだろう。しかし、相手と良好な関係を築くためには、自分が正しいと思っていることを主張して、ある程度ぶつかり合うことも必要なようだ。