“ 安倍首相は、記者が質問を読み上げる間、 その難解でデリケートな質問にメモも取らずに、 自分の手元メモをルンルンと指先をはじかせながら読んでいる。(0:20~) 質問の通訳が行われている間、プーチン大統領は通訳を見ながら、 その視野の中に、涼しい顔をしてメモを読んでいる安倍首相を入れ、 記者を見比べ(0:55~)、何が起きているのかを考え、 怒りを静める深呼吸をする。(1:00) そんなプーチン大統領の観察力に安倍首相は気づかず、 涼しい顔でメモを眺め続けている姿を 大統領の真横でさらしている。

安倍首相は、記者が質問を読み上げる間、
その難解でデリケートな質問にメモも取らずに、
自分の手元メモをルンルンと指先をはじかせながら読んでいる。(0:20~)
 
質問の通訳が行われている間、プーチン大統領は通訳を見ながら、
その視野の中に、涼しい顔をしてメモを読んでいる安倍首相を入れ、
記者を見比べ(0:55~)、何が起きているのかを考え、
怒りを静める深呼吸をする。(1:00)
 
そんなプーチン大統領の観察力に安倍首相は気づかず、
涼しい顔でメモを眺め続けている姿を
大統領の真横でさらしている。
 
ただし、プーチン大統領が自分への質問の通訳をメモり始めたとき、
安倍首相は、ハタとメモを取っていなかったことの不自然さに気づいたのか
ロシア語の通訳を聞いているタイミングでペンを持ったようだ。(2:10~)
 
果たして安倍首相の回答は、
記者と同様、手元のメモに目を落としながら行われた。
その横で、プーチン大統領は安倍首相をチラ見する。(2:40~)
 
安倍首相の回答が終わって、その通訳が始まると
プーチン大統領は再び誠実にメモを取り、
その通訳が終わると、確信に満ちた皮肉たっぷりな表情で
足をユラユラ楽しそうに揺らしながら、こう言い始める。(4:06~)
 
「私が注目したのは今、記者が紙から質問を読み上げたことです」
 
安倍首相は、ようやくプーチン大統領の観察眼に気づいたのか、目が泳ぎ、
ごまかしの微笑みをたたえながら、メモから顔を上げてフリーズする。(4:26~)
(ちなみに安倍首相の手元ペーパーは4:48に写っている)
 
プーチン大統領から安倍首相への皮肉の一撃は痛烈だった。
 
「その質問は他の人からもらったと思いますが、
 その人に次のことを伝えていただきたいと思います」
 
もちろん、「その人」とは横にいる安倍首相である。
 
「この問題(北方領土問題)は過去のものであって
 我々が作ったものではありません。(略)
 真にこの問題を解決したいと思います。」
 
安倍首相は、記者のヤラセ質問がバレたことを確信し、
意味のないタイミングで笑みを浮かべて平静を装おうとする。(4:55~)
 
そしてついにプーチン大統領の皮肉には、
侮蔑の表情と共に脅しも加わる。
 
「もしこのプロセスを妨げたいならばそれも可能です。
 そのためには激しく直接に質問し、
 同じように激しくて直接の回答を得ることができます。
 それ以外の方法はないと思います」
 
プーチン大統領は大きなため息をついて(6:03~)、
安倍首相の目を泳がせる(6:15~7:00)。
 
「しかし、私たちは解決策の模索のために集まったわけです。
 アリガト」
 
怒りを皮肉に昇華して回答を終えるプーチン大統領。
 
というわけで、これは
外務省か官邸かが安倍首相と記者に仕込んだヤラセ質問を
元KGBエイジェントのプーチン大統領に見破られて、
安倍首相が青くなった図ではないか。