知的能力の独占化

尖閣問題で日本が国有化したことが余計なことと非難されている
たしかにそのような気もするが
中国の場合、中国の領土であるといえば自動的に国有化になるわけで
そのことを考えると、領土の権利を主張するからには国有化で形式的にもおあいこだという理屈があるらしい

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中国も日本と同様に親が偉い政治家で息子も偉くなるという
七光りの現実らしい

土地は国のもの、資本は国のもの、という共産主義の初歩的な考えから言えば、
資本を独占する資本家も悪いし、
世襲的権力を独占する政治家も悪いし、
さらには知的能力の独占化につながる遺伝子資源の独占も悪だということになるのだろうか
知識階級の世襲化が発生する
このあたりは文化大革命的な発想になるのだろうか

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日本では高学歴と所得と子供の教育、さらには子供の学歴に相関があると言われて久しいのだが
ある文章によれば早稲田の政経で一般入試は40%、あとは情実、つまりコネ
慶応ではむかしからもっと情実
さらに私立大学の半分は定員割れなのでフリーパスみたいなものなのだという

大学の学科として携帯小説科とかあるとの話も誰かしていた
私は多様性を促進するのがいいと思っているが
どうせ勉強しないのだから長い学校生活は不要だろう

仕事がないから学校生活が長くなっているだけ
少子化の一方で学校が多すぎるので学校生活が長くなるだけ
という側面があるのだろう

一方で文科省から日本の子供の学力がかなり低下しているという情報が報告されていて
50人のうち20人が女子だと女子の割合は40%と答えられないのだという

これは学校教育に責任があるわけではないと思う
学校で何をしていてもそのくらいはわかるはずだろう

子供時代からの慢性の睡眠不足、夜が明るすぎることなどが脳の発達を阻害しているのではないかと思う