「私に命を預けなさい」

「私に命を預けなさい」 心療内科医・生野照子

「私に命を預けなさい」

こう強く言ったのは大阪市の浪速生野病院の部長であり心療内科医の生野照子さん。
大学病院の精神科を受診しても顔も見ないで薬を出すだけの医師に失望をしたのは摂食障害
であるD子さん。「このままでは死んでしまう」と思い生野先生のいる浪速病院の心身医療内科を
受診した。

「真剣勝負だ」と腹をくくった生野先生の「私に命を預けなさい」という言葉の重みと温かいまなざし
にD子さんは「この人を信じてみよう」と思ったのだという。

生野先生はD子さんに対し「点滴や栄養指導、カウンセリングなど、体と心の治療を併せて行う必
要がある」と思った。そして、摂食障害の患者は家族に怒りの矛先を向けることが多いということか
らD子さんの母親の相談にものった。家族の理解は回復への大きな力になるのだという。

そしてD子さんは、数ヵ月後には母親とのつながりが以前より増したと感じ、院内の患者同士の集
まりにも参加するようになり、同じ病気の仲間がいることに安心感を感じ始めた。
D子さんの過食はまだ続いているが良い方向に向かっていて「まだ不安はあるけど、先生たちを
信じて病気を治していきたい」と言う。生野先生はD子さんのそんな必死に生きようとしている姿が
うれしい。

生野先生はこう言う。
「摂食障害の治療は難しい。心療内科医が、心理士、家族、他の患者らの力を借り、総力戦で望む
のです」と。

私のこの『人前でド緊張・・・「これって社会不安障害?」「えっ、社交不安障害?」』に書かれている
文章を読むとただの精神科嫌いと感じた人もいると思いますが、そうではないんです。
ここで紹介した生野先生のような精神科医になら、わたしもD子さんのように「この人に信じてみよう」
と思います。たとえ、最終的にだまされたとしても私は後悔しないと思います。


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臨む のほうがいいですね