コンピューターが猫を認識する能力を自ら獲得することに成功した

米Googleは26日(現地時間)、同社の「Google X Labs」が人間の脳をシミュレーションする研究で大きな成果を挙げたと発表した。コンピューターが猫を認識する能力を自ら獲得することに成功したという。
 自動運転車の研究などでも知られる同研究所は、人間の脳の働きをシミュレーションするために大規模なネットワークを用いる新たの方法を開発。このシステムにYouTubeの動画を1週間見せつづけたところ、猫がどういうものかを学習し、猫を認識できるようになったという。
 従来の技術でもコンピューターに画像を見分けさせることは可能だが、例えば人間の顔をコンピューターに自動選別させるには、人間の顔がどういうものかを人間がコンピューターに教育する必要がある。しかし、今回の研究成果では、コンピューターは猫がどういうものであるか人間に教えられること無く、自力で理解した。これは機械学習の「self-taught learning(自己教示学習)」と呼ばれるものだという。
 こうした研究は画像の識別だけでなく様々な分野への応用が期待される。今回の研究では1万6000個のCPUを接続したが、人間の神経回路は100兆もの接続があるとされる。したがって「研究はまだ成長の余地がたくさんある」とGoogleの研究者は語っている。