「複式夢幻能」と精神療法

「複式夢幻能」とは?
世阿弥が完成させた能の形式。前半と後半に分かれている。前半を前場、後半と後場という。前場のシテを前シテ、後場のシテを後(のち)シテという。前シテと後シテは同一人物の亡霊であるが、前場では土地の人間に憑依して現れ、後場では生きていた頃の姿で、ワキの夢の中に現れる。※シテ=主人口。面(おもて)をかける。ワキ=脇役のこと。旅の僧であることが多い。シテから物語や舞を引き出す役割を持っていて、シテの話しを聞き、シテの舞を観る。
http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/1103002823.html

複式夢幻能とは、簡単にいうと、次のようなものである。まず前段では、旅の僧などに扮したワキが里人と出会い、土地のいわれやゆかりの人の消息を問う。里人は、問われるままにいろいろと応えるが、これに脇が興味を覚えたところで、実は自分がその話題の主の幽霊なのだといって消える。後段では、ワキが読経したり、まどろんだりしているところに、当の亡霊が現れて、生前の苦しみや思い出を語りつつ舞い、最後には成仏するというものである。
http://blog.hix05.com/blog/2007/01/post_71.html

複式能では,主人公であるシテも前半がこの世における生身の化身,後半があの世における亡霊というように,二重の役割を演じますので,これが夢幻の境地を誘うから夢幻能にもなるわけで,ここから複式夢幻能という言葉が出てきました。

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これは精神療法ですね