社会的敗北によるストレスモデルにおいてうつ病マウスは腹側被蓋野(VTA)のドパミン(DA)ニューロンが過活動することが知られている.一方,社会的敗北に対するストレスに耐性(レジリエンス)のあるマウスでは,このニューロンの発火が通常レベルに留まっていた.しかし,うつ病マウスにおいてこのVTAにおけるDAニューロンの活動をさらに増強させたところ,逆に抑うつ症状が改善してしまった.この結果はレジリエンスを生かした新たなうつ病治療に結びつく可能性があるものと考えられる. Science. 2014;344(618

社会的敗北によるストレスモデルにおいてうつ病マウスは腹側被蓋野(VTA)のドパミン(DA)ニューロンが過活動することが知られている.一方,社会的敗北に対するストレスに耐性(レジリエンス)のあるマウスでは,このニューロンの発火が通常レベルに留まっていた.しかし,うつ病マウスにおいてこのVTAにおけるDAニューロンの活動をさらに増強させたところ,逆に抑うつ症状が改善してしまった.この結果はレジリエンスを生かした新たなうつ病治療に結びつく可能性があるものと考えられる.
Science. 2014;344(6181):313-9.