生活上のストレスが遺伝子に傷をつけたりあるいは遺伝子を修復するシステムを壊したりすると
親のストレスが子供に影響することになり
あまりいいイメージではないのだが
生活していてストレイを感じるということは環境への適応がうまくいっていないということで
解決としては
環境を変えて適応を改善する、
または、自分の行動を変えて環境に適応する、
または、遺伝子を変えて子孫の適応を改善する、
などが考えられ、ストレスが遺伝子を傷つけるまたは遺伝子修復システムを壊すということは
遺伝子変化を促進するので
適応改善には有効かもしれないということになる
もちろん、人間が他の生物に比較して進化したといえるのは
適応改善の仕方として遺伝子を変化させるのではなくて
脳の内部で変化を試すということが主な理由なので
遺伝子を変えるというのでは、ハエとかと同じレベルでの適応戦略となるのだが
その分、生物にとっては古来の、根深い、適応戦略ということになる
ひょっとしたら親の世代よりも適応が良くなるかもしれないと期待することはできる
もちろん大半の遺伝子変異は中立的であるだろうが
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「妊娠中の否定的な考え方は18年後に調べた青年期の子の否定的な認知様式と関連している」
という話題になると
否定的な遺伝子があるという場合と
母親が一時的に否定的になったことによって子供が持続的に否定的になるという場合とが考えられる
場合によっては母親の一時的な適応である否定的思考を持続的に受け継ぐ子孫は適応的かもしれない
しかしそれにしても、具体的なメカニズムを考えると、そのようには仮定しにくいと思う