経済協力開発機構(OECD、加盟=米欧日など34カ国)は このほど発表した報告書で 「成長の恩恵が自動的に社会にトリクルダウン(したたり落ちる)  することはない」 と指摘し、各国政府に対し格差是正の政策に力を入れるよう 呼びかけました。 報告書は、OECD加盟国で富裕層と貧困層の所得格差が過去 30年間最大に広がり、上位10%(人口比)の富裕層の所得が 下位10%の貧 困層の9・5倍に達していると分析しています。 そして、「所得格差が拡大すると、経済成長は低下する」とし、 「格差問題に取り組めば、社

経済協力開発機構(OECD、加盟=米欧日など34カ国)は
このほど発表した報告書で
「成長の恩恵が自動的に社会にトリクルダウン(したたり落ちる)
 することはない」
と指摘し、各国政府に対し格差是正の政策に力を入れるよう
呼びかけました。
報告書は、OECD加盟国で富裕層と貧困層の所得格差が過去
30年間最大に広がり、上位10%(人口比)の富裕層の所得が
下位10%の貧 困層の9・5倍に達していると分析しています。
そして、「所得格差が拡大すると、経済成長は低下する」とし、
「格差問題に取り組めば、社会を公 平化し、経済を強固にする
ことができる」と提言しています。
各国政府に対しては、
「どうすれば下位40%の所得層がうまくやっていけるように
なるかに関心を持つ必要がある」と呼びかけ、教育や医療など
の公共サービスを充実させるよう求めています。
日本に対しても、格差の拡大が成長を押し下げていると指摘しました。
英紙ガーディアン9日付も「OECD報告書がトリクルダウン経済を拒絶」
と報じました。