猿の脳からの進化

猿の脳で何かが不足かといえば
生きててゆくにはあまり不足はない
言語能力が発達しないのは能力がないからではなくて
能力はあるけれども他の活動で充分だから言語活動をしないのだという
シンボル操作能力がないわけではないけれども使わない

そんな猿のレベルの脳に
突然変異が起こり、普遍文法部分だけが残りあとはなくなってしまった

だから人類は普遍文法を共有しているのだという

ーー
こうして書くとよくわからないような気もするが
要するに他の部分が壊れて、残った部分だけで生き延びようとする、
それが言葉やシンボル操作の能力だということのようだ

猿から一段進歩したというのではなく
猿の脳が一部壊れて能力が抑制されたから人類になったという筋書きである

猿から人類というのはちょっと大雑把すぎて雑な話だし
なんとも評価しようもないが

しかし一直線の進歩を考えるのではなくて、思考の上でも、
このように相対化できるということもいいことだと思う