人生というものは無意味なので

人生というものは無意味なので
当面は何をしても無意味なのである
せめて颯爽としていようじゃないかと先輩に言われて
ついついつられてハイと答えたものの

無意味なものを無意味なままに颯爽と生きるなんて
むつかしくて
たいていは意味がどこかにあるんじゃないかと
諦め切れない様子で探したりしているのではないだろうか

ないものをあると言いはるのはやはり誠実ではない

今はないが
そして当分ないが
遠い将来DNAが偉大な進化を遂げて
人間は意味のある生き物になり意味のある人生を送るようになるかもしれない
それまでの「つなぎ」なのだと
悟ってもいい
すべては未来に属することで
見届けることはできないのだが
そう信じる事くらいはいいだろう

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ニーチェの超人の考えはこんな感じなのだろうと思うけれども
それが現代に現れていれば
「存在の耐えられない軽さ」のようになるはずだそうで
それはそれで耐えられないと感じる