CBTの16回

CBTでいう16回という数字はどういう性質のものだろう

16回で治癒を保証しているわけではない

分かるまで教える家庭教師と
なるべく分かればいいけれど分からなくても自己責任ということにして16回で終わる塾の先生の違い

イギリスの保険制度では
支払い制限がきついため
必死で安上がりな医療を提供している

ナショナル・ヘルス・サービス NHS では
心理技術者の養成にもお金をかけることなく
なるべく簡単な講習会で習得できるような技術の開発を要求しているようである

http://www.ilcjapan.org/chojuGIJ/pdf/07_02_3.pdf

心理療法について言えば
精神分析学のような難しい話は一切省略して
治療の手続きだけをひたすら教えて
第一回目にはこれを話し・・・というようなマニュアルが出現する

患者のいろいろな事情に「合わせません」と宣言しているからこそ
16回と言えるのだ

それは結局、自動車の免許の講習会と似たようなものになる

患者ごとにインスピレーションが湧いて
創意工夫のある治療をするということは
英国のナショナル・ヘルス・サービスや日本の健康保険制度では想定していない

さて、精神療法はそのような治療法なのだろうか