夢をみる

夢をたくさん見るために体調を整えてベッドに横になる

ある種のリバウンドで夢を誘発する
現実で楽しいことがない以上、仕方がない
夢の中では意識が二重になっていて
自分は夢を分析して愉しむために夢を見ているのだと承知している
出来事が起こると、このネタはあれと繋がっていると、二重の意識で納得したり感動したりする
職場での女性関係でこじれてしまった男性が写真付きの詩集を作っているので見せてもらう
ラジオで夕日のすばらしい日と素晴らしくない日があるという
素晴らしくない日は夕日がぼんやりしていると言うのだが、素晴らしい日はどうなのか、はっきりした描写がない
写真付きの詩集で言及されている当の女性があれこれ話している
ああ、この人の原型は、あの人とあの人を混合したものらしいと、二重の意識で考えている
とても遅くなってからタクシーで帰るのだけれど、運転手はタクシー運転手の待合に一列に並んでいて
女性が多く、人種も年齢もさまざまだ。偶然一番前にいた運転手にお願いすると、その日会った一番の美人だった
詩集の中で引用されていた切れ切れの言葉
彼は躁状態を病気とだけ解釈されることに異議を唱えている
彼は言及された自分に言及している
そういえば彼は話すことが苦手な人に対して、話すことについて話す練習をすることにした
話すことが苦手な人の半分は話題が見つからないことだ。しかし、そうならば、いま、自分が話をうまくできないのはどうしてかを話せば、ある程度うまく行くはずだというのが彼の言い分である。とりあえず切実な話題はあるのだ。だから話すことについての話を練習しておけば、話すことが苦手だという点についてはクリアできる。
白人の集まるバーで話をしている。自己紹介するが面倒なのででまかせを言う。4人目に挨拶したときに、最初に挨拶した女性から、あなたは、私の母が美術館に寄付をした絵を書いた画家と同じ名前ね、と言われる。そう、確かに、いい名前だ。しかし二重の意識は、そんな名前の画家がいたかなと思い、知らない画家がいても不思議はないと思い、しかしこれは私が見ている夢なのだから、どうなのだと思う。
握手をしたときの感触とその時の薄い色の瞳。
知り合いのマンションに向かうが
あまりにもまともな時間で行けるはずがないと思っているうちに
逮捕されて警察に連行される人を見かける。別の知り合いだ。家の玄関が焼けて焦げている。ああ介護が大変で思い余ったのだろうと納得する。
すこしたってその人と道ですれ違うので聞いてみたら、いや、あれは祖母がなにか取り出しにくいものを無理に取り出そうとして体を痛めたのだと話す。
書いているうちに記憶も薄れて気分も日常の気分に戻ってゆく。夢にまみれた夜の終り。