米国などでは「歴史」のことを「メモリーポリティクス(Memory Politics、記憶の政治)」という呼び方をすることがあります。  歴史は1つしかない、というのは大間違いで、事実をどう認定するか、どう解釈するか、どこに注目するかでまるでその「事実」が違ってくることから、歴史自体が政治化しているわけです。  歴史認識の難しさは、まさに過去について合意ができないところにあります。みんなそれぞれに大切に思っている「事実」があるからです。

米国などでは「歴史」のことを「メモリーポリティクス(Memory Politics、記憶の政治)」という呼び方をすることがあります。
 歴史は1つしかない、というのは大間違いで、事実をどう認定するか、どう解釈するか、どこに注目するかでまるでその「事実」が違ってくることから、歴史自体が政治化しているわけです。
 歴史認識の難しさは、まさに過去について合意ができないところにあります。みんなそれぞれに大切に思っている「事実」があるからです。