カスピ海ヨーグルトと伝言ゲーム

むかしカスピ海ヨーグルトを作って食べていた
思い出してまた作って食べようと思って
昔の容器などを取り出してきた

累代培養で雑菌が徐々に混入して食味が悪くなるのかもしれないが
もうひとつ
昔は友人から友人にヨーグルトが分けられたたので
どこかの家庭で雑菌の混入の可能性があり
それを阻止できないという事情もあったのだろう

比喩的に考えてみると
人から人に伝達される知識とか噂のようなものだと思う

特に精神病や精神科薬剤などの知識になると
本当に確かな知識を持つ人よりも
主観的な恐怖や憶測や偏見や思い込みやときに妄想を混入して
次の人に伝達するので
カスピ海ヨーグルトどころではない雑菌感染が生じてしまうのだろう
伝言ゲーム以外に知識の源泉がなく
知識の内容を自分で確認するための実験もできない
あるいは実験をする発想がない
のだから行き止まりなのである