米国小児科学会(AAP)は6月30日、メールのやり取りが過剰で、性的に露骨なメールや写真つきメッセージ(セクスト:sext)を送受信(セクスティング:sexting)する中学生は性行動に積極的な傾向が強いという結果を示した研究を紹介した。研究はPediatrics誌 7月号(オンライン版)に掲載。  研究では、2012年に10-15歳の中学生1285人から収集した情報を調査し、セクスティングと実際の性的行為および危険行動について比較。メールを利用している生徒のうち、20%が1回以上セクストを受信した経験

米国小児科学会(AAP)は6月30日、メールのやり取りが過剰で、性的に露骨なメールや写真つきメッセージ(セクスト:sext)を送受信(セクスティング:sexting)する中学生は性行動に積極的な傾向が強いという結果を示した研究を紹介した。
 研究では、2012年に10-15歳の中学生1285人から収集した情報を調査し、セクスティングと実際の性的行為および危険行動について比較。メールを利用している生徒のうち、20%が1回以上セクストを受信した経験があり、5%はセクストの送信経験があった。1日のメール数の多い方がセクスト送受信経験は多く、セクストの送受信経験のある生徒は経験のない生徒よりも性行動に積極的である傾向が強かった。また、セクストを受信している生徒はしていない生徒の6倍、セクストを送信している生徒はしていない生徒の4倍、性行動に積極的だった。
 著者らは、初性体験の早さが性感染症、妊娠やその他のリスク増加につながることから、小児科医が10代の若者の来院時にセクスティングについて忠告すること、中学校のカリキュラムにセクスティングの危険性に対する知識について盛り込むことを提言している。

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難しいのは、現在知らないし、将来も知らなくて住むかもしれない人にまで教えてしまうことになるわけで、困ったところがある。
こんな時代だから教育が大事といえばそれも一理ある。
でも、こういうことはやめたほうがいいよと教えることで、結局始めてしまう人もいるはずである。

自殺報道などもその典型で、マスコミが無自覚に、話題になるからと取り上げる結果、自殺することに関心を持ったり、具体的方法に関心を持ったりするので、自殺予防のためにふひつような自殺報道はやめることにしている国もある。どう考えてもその方がいい。

日本の自殺統計は他殺も自殺にカウントされたり、自殺が病死や事故死にすり替えられたりで、統計自体の信頼性に疑問がある。