因果関係の誤推について

人間の脳は無理にでも因果関係を推定する性質がある

一部はジンクスのように
自分としても明確に因果関係は否定しているものの
気分としてはやりたい
という程度のものから
本格的に因果関係を信じているものまで幅がある

人間の脳は因果関係を一時的にでも仮定するように
出来ているのだから
それ自体は悪くない
ただ頭のいい人ならばその一時的な仮定を
合理的に否定できる

因果関係に気づくことも頭の良さであるが
そうではなくて
100通りくらいの可能性を考えた後で
否定できることが頭の良さの本質ではないかと思う

これは従来から
照合と訂正と言われているプロセスであり
思いつくこと自体は悪くない
訂正できないところが病気なのだと言われている