自分が知らないことを知らない

知らないなら全く知らないで害はない
そのような人は自分は知っていると思ったりしない
自分は知らないと知っている 

知るなら完全に知りたいものだ
自分は知っていると知ることだ

中間地帯に
自分が知らないことを知らない人がいる

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知識や知恵の対象によってもかなり異なる
たとえば数学は自分が知らないことを知りやすい領域である
しかしある領域については
自分もある程度は知っていると人は思いたがる

数学を理解するとか将棋が強いとか野球が強いとかについては
あっさり負けを認めるのに
ある領域ではそれを認めない

その領域では自分の姿を外側から見ることができなくなるらしい
自分が自分を見るという行為には、原理的に盲点が発生する

知恵を自負する者が
盲点に気付くようであって欲しいと思うが
どうだろうか