昔話を聞いたところ、「兼高かおる世界の旅」というテレビ番組があって、 組織から自立して世界を歩き、英語を話す。それが高学歴女性たちの憧れだった時代があるという。

“今の若者が欲しいのは、もう「もの」ではないのだ。ものならいくらでもある。彼らが欲しがっているのは、「暖かさ」とか、「親しさ」とか、「楽しさ」とかであり、「熱狂」「感動」「静寂」「安心」といった抽象的なものなのだ。それらは「もの」からは、もう得られない。何故なら、彼らの周りには、既に「もの」が波のように押し寄せていて、彼らにどっぷり浸かっている。そして、その波に向かって、「自発」という小さなボードでサーフィンがしたいと憧れて眺めている。そんなふうに波(沢山のもの)を見ているのだ。
 たとえば少しまえなら、学生はみんな海外留学に憧れていた。しかし、留学も、お金で買える「もの」、単なる商品になってしまった。そうではなく、自分の手で掴めるようなものを、そんな「実感」を彼らは探している。与えられることにうんざりしているからだ。”

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体験消費型の消費活動は
通販で買わずに店舗で買う理由の一つとなる

しかしそんなものも簡単なからくりなのだから
いつまでも続くわけではないと思う

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昔話を聞いたところ、「兼高かおる世界の旅」というテレビ番組があって、
組織から自立して世界を歩き、英語を話す。それが高学歴女性たちの憧れだった時代があるという。