アメリカ大統領選挙のいろいろな話題の中で
人工妊娠中絶に関してのある議員の失言と謝罪
また同性愛者の権利に関しての考え方
さらには進化論の扱い方などで
アメリカが全体としてはキリスト教が多いとしても
キリスト教福音主義とか根本主義の人たちがいて強固な主張を展開しているのだと考えさせられる
共和党ロムニー候補はモルモン教徒というのでそのことも宗教的な話題になっている
一夫多妻の話など
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人間の集団というものは
やはり「派閥」に分かれるものなのだろう
ひとつは集団の権力関係の問題があり
また一方には集団の信念を支える物質的条件、つまり経済などの諸条件があるのだと思う
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私は個人的にはそれぞれの宗教にいいところがあると思うし
完全な唯物論もそれはそれでいいものだと思う
折衷的とも言えるし、諸信仰に対して高次元の見方をするとも言えるのだろう
信仰ではなく宗教学と言ったほうがいいのかもしれない
しかしそのことは「本当に信仰している」人にとってみれば
考えが足りないということになるのだろう
考えを深めた末にたどり着いた「真実」はもはや諸信仰の一つとはいえず
それだけが真理なのだろう
そのことも理解はできるのだが
深くしている人にとってみれば
「本当の神」を持たない原始的な思考にとどまる人間ということになるのだろう