自分を愛せるようになる

採録

自分を愛せるようになる

自分を大切にしよう、他者との適切な境界線を持とう
アダルトチルドレン系の解説本を読むと「育成過程での親の過干渉が問題」とされていますが、今ひとつ理解できませんでした。が、この本では同じことを言葉を換えて言ってくれているのでや理解しやすいです。子供の側からいうと「自分の意思や感情を尊重された経験が非常に乏しい(特に意思・感情が不合理な場合)」という意味だったのです。(親側から見れば子供のやることが不合理に見えるので口を出す=これが干渉)自分の意思・感情が不合理だと尊重されないという環境で育つと、それが裏返って、他人が不合理なことをしたときは許せないし、許されるべきではない、となって人間関係が悪くなりがちになります。そこで態度を改めて「自分も他人も、たとえ不合理なことをしたとしても尊重されるのだ」という態度になれば、交流分析でいう「私もOK、他人もOK」という態度となり、しつこい怒りも消えてゆくのだと思います。暴力虐待系の人には合わないかもしれませんが、過干渉系の人にはすごくおすすめの本だと思います。外国人からは「恥の文化」と評されるように、私たち日本人は、あるがままの自分を肯定して良いというのではなく、一定の水準に達して初めて自己肯定が認められる、という価値観を共有していると思います。一定水準から外れたときは『恥』となり『ハラキリ』(=自己否定)という訳です。親のほうもその一定水準に達するように、強めに干渉・指導をしてきますので、子供の無意識領域に自己肯定感が育ちにくいのではないかと思います。