鼻づまりと鼻汁

子どもも大人も、鼻づまりの対側の中腋下線で第5肋間を指先で強く圧迫すると瞬時に鼻づまりが解消して来ます。一人で居る時には、テーブルの端や角が中腋下線の第5肋間に当るようにもたれかかったりしていると自然に詰まっていた鼻が通って楽になります。 
更に、もっと確実な方法は赤ちゃん用の綿棒(ジョンソン&ジョンソンなど普通の赤ちゃ用の軸の柔らかい綿棒)を使って鼻づまり/鼻水を解消する魔法のような方法です。細い紙性の5~6cmの棒の両端に綿棒が付いているんですがそれを弓なりにゆっくりカーブさせてクライアントの両鼻腔に差し込みます。両側小鼻の一寸上、奥に綿棒の先が落ち着くようにします。 
ちょっと善光寺参りに引かれて行く牛の様ですが、マスクしてしまえば全く平気です。それよりも、魔法のように鼻づまりが解消し、鼻水が垂れ下がって来るのも無くなります。花粉症で大変なこの季節は間違いなく喜ばれます。就寝前に鼻に装着しておくと安らかに眠れて眠った後は自然に鼻から脱落しているので何の心配もありません。大体15分していたら、後鼻甲介のむくみも無くなり鼻水も出なくなります。効果は15分なら2時間は持ちます。 
是非、先生方ご自身で試して実感して皆さんに広めて下さい。勿論マスクも付けた処置である事はご了解下さい。
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「アレルギー性鼻炎の鼻汁止め」という手技があります。鼻汁が出ている方とは反対の腋窩をしばらく押さえていると鼻汁が止まるというものです。腋窩を押さえることが交感神経叢を圧迫することにつながるため、鼻汁の分泌が止まるようです。
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鼻骨の外側1cmの所の顔面骨を圧迫し、そのまま中央(鼻腔)にスライドするように鼻周囲をマッサージ。鼻の上部から小鼻まで数回行い、その後、左右の鼻を交互に5-10回かみます。鼻水が出なくてもかんで下さい。なお、無意識に鼻をすすっている患者さんも多いので、しないように強く言います。
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Th1とTh2のアンバランス説を見て、4年ほど前から今までの抗原回避プラス、朝食時にヨーグルトを食べ、昼にヤクルトジョアを飲み、夕食時には納豆をほぼ毎日食べ続けたところ今では、殆ど花粉症の症状は改善
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アトピー患者さんのγリノレン酸の血中濃度が低下しているという文献を読んでから、青魚を積極的に食べました。粘膜などの修復によい亜鉛も含んでおり、一石二鳥のようです。ボラージオイルも飲んでみました。おかげさまで、今では、抗アレルギー剤を使わずにすんでいます。患者さんにも勧めて、評判は上々です。ボラージが手に入らないときに、菜種油やオリーブオイルを直接飲んでみたら、何故か症状が軽くなります。油で、粘膜に抗原がつきにくいのでしょうか?全く、勝手な自験からの植物油の摂取ですが、患者さんからは、症状が軽くなるだけでなく、続けていたら、肌が乾燥せず、調子がいいとのコメントが何人もあります。
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やり方は、鼻骨の外側1cmの所の顔面骨を圧迫し、そのまま中央(鼻腔)にスライドするだけです。鼻の上部から小鼻まで数回行い、その後左右の鼻を交互に5~10回かみます。鼻水が出なくてもかんで下さい。それから、このような患者さんは、気づかない内に鼻をすすっているのでそれをしないように強く言って下さい。それから、寒証(冷え性)の人には、小青竜湯か葛根湯加川芎辛夷を、熱証の人には、荊芥連翹湯か竜胆瀉肝湯を加えています。
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個人的には漢方薬が最も即効性があるような気がします。 
中医学の処方もいくつか紹介されていましたが、緊急時なら麻黄湯、越脾加朮湯など、冷え性の方ならリョウカンキョウミシンゲニントウなどが効く場合があります。 
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断然ステロイドの点鼻だと思います。その中でもナゾネックスの効果は良いですね。ほとんどの患者さんはこれのみでコントロールが可能です。