東証一部主力銘柄で好配当利回りが見込まれる銘柄

実は、(6)の条件を入れない場合、上位に住友商事、三菱商事、丸紅、伊藤忠などの総合商社が軒並みランクインしてきます。しかし、同一業種の銘柄は、株価の方向性が同一になりやすい傾向があります。安定した配当収入を狙うために、分散投資を検討する必要が高まりますので、その参考のためにも、できるだけ数多くの業種から銘柄をご紹介したいと考えました。

表1:東証一部主力銘柄で好配当利回りが見込まれる銘柄

取引チャートコード銘柄名株価
(8/4)
予想一株配当金
9月末年間
8031三井物産1,664.032
1.92%
64
3.85%
9437NTTドコモ1,810.030
1.66%
60
3.31%
6412平和2,49340
1.60%
80
3.21%
4568第一三共1,881.030
1.59%
60
3.19%
4005住友化学3826
1.57%
9
2.36%
8086ニプロ88313.5
1.53%
26.5
3.00%
5020JXホールディングス529.38
1.51%
16
3.02%
7912大日本印刷1,059.016
1.51%
32
3.02%
7752リコー1141.517
1.49%
34
2.98%
1878大東建託12,590185
1.47%
391
3.11%
8214AOKIホールディングス1,32318
1.36%
36
2.72%
9744メイテック3,38544
1.30%
101
2.98%
3941レンゴー4676
1.28%
12
2.57%
  • ※会社予想数値をもとにSBI証券が作成。予想一株配当金の各銘柄の上段は配当金額(円)で、下段はそれを株価(8月4日)で割ったもの。予想年間配当金は、9月末配当も含めた値を掲載。
  • ※本ページでご紹介している配当利回りは予想値であり、株価や会社の業績により変動することがあるため、将来の投資成果を保証するものではありません。

好配当予想銘柄の投資ポイントは?決算発表タイミングにも注意

上記しましたように、好配当銘柄ランキングの上位には、商社が軒並みランクインしていますので、業種重複を避ける条件を入れなければ、表には商社ばかりになってしまいます。このため、多くの商社が表から削除されることになりました。とはいえ、表には入らなかった他社が予想配当利回りで大きな差がある訳ではありませんので、投資環境によっては、三井物産を他社と替えることも可能と考えられます。住友商(8053)は金属・自動車、三菱商(8058)はエネルギー、丸紅(8002)は重電・プラント、伊藤忠(8001)は非資源と、各社の強みは分かれていますので、それを加味した上で銘柄を選択することも、一つのやり方です。

なお、今回、好配当銘柄をご紹介しているこの文章の掲載タイミングが、決算発表ピークと重なっている点には注意が必要です。表2のコメントには、決算発表が終了したか否かのコメントもありますので、ご参考頂ければ幸いです。折角、好配当の権利を取りに行っても、業績変動による株価変動により、思わぬ損失を被ってしまっては、意味がありません。決算発表日を意識し、投資タイミングを銘柄によって変えることも重要と考えます。

また、好配当利回り銘柄の検討に当たっては、初めから分散投資を考えておくことも有効な手段かと思います。これは、あくまでも「例」ではありますが、表1から三井物産、ドコモ、第一三共、リコー、AOKIといった知名度の高い5銘柄をパッケージで投資する場合、約78万円で投資することができます。もともと、業種の重複を避けていますので、分散効果はある程度高くなると期待されます。
2014-08-15 15:47