軽症のうつ病者

“北海道大学名誉教授で『新版 精神医学ハンドブック』の著者でもある山下格医師によれば、「世の中の人は、うつ病の人がいかにも憂鬱な表情で、口数も少なく、うなだれていると考えがちですが全く違います。そういう状態になるのは、かなりの重症のうつ病のみで、絶対多数を占める軽症のうつ病者は、苦痛に耐えながらも相手に悟られぬよう努力して、なめらかに話し、にこやかに笑顔を浮かべて対応するのです」と語っている。”