“  「イチローはなぜ、同じ毎日を繰り返しているのに未来をつくれるのか」というCMが以前放送されていたが、世界に誇る日本の“ワザ”は、「同じ毎日を繰り返す」中で生まれていたのだ。  スタンフォード大学心理学教授のジョン・D・クランボルツ博士は、「人生の80%は偶然の出来事に左右される」としてPlanned Happenstance Theory(計画された偶発性理論)を唱えている。博士によれば、自分にとってよい偶然を発生させる確率は自らの行動で高めることができ、そのためには「同じことを繰り返し持続する

“「イチローはなぜ、同じ毎日を繰り返しているのに未来をつくれるのか」というCMが以前放送されていたが、世界に誇る日本の“ワザ”は、「同じ毎日を繰り返す」中で生まれていたのだ。

 スタンフォード大学心理学教授のジョン・D・クランボルツ博士は、「人生の80%は偶然の出来事に左右される」としてPlanned Happenstance Theory(計画された偶発性理論)を唱えている。博士によれば、自分にとってよい偶然を発生させる確率は自らの行動で高めることができ、そのためには「同じことを繰り返し持続する力」が基本になるとしている。

 ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんと対談させていただいたときにも、彼は「僕の発見が、“棚ぼた”みたいに言われるのがすごく悔しい」と語っていた。

 田中耕一さんといえば、「試薬の調合を間違えて新しい発見につながった」とし、棚ぼたノーベル賞などと失礼極まりなく揶揄するマスコミもあったが、それにひどく怒っていたのだ。田中さんは、「毎日毎日、同じことを繰り返し、同じものを見ていたから、間違って出てきたものが、単なる雑音なのか、それとも重要な意味をもつものなのか見極められた。もし、長年同じものを見続けたという繰り返しがなければ、そのままゴミ箱にいっていたと思う」と語っていた。ノーベル賞に値するような大発見も、毎日の繰り返しなくして生まれないのである。

 私たちの日常だって、繰り返しやっているからこそ新しい発見をすることは多い。いわゆる、学び(=学習)、と呼ばれるものだ。”

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面接室での進行の具合をを同じように固定できているからこそ
そこからの逸脱で病理を測定することができるわけだ