不思議なことに、和歌や物語には古来、地震や津波がほとんど出てこない。

「不思議なことに、和歌や物語には古来、
  地震や津波がほとんど出てこない。
  自然の無慈悲を歎いて廃虚のまま放っておかないで、
  何度でもそれまで以上のものを立て直してきた。
  それが日本人です」(9月3日の読売新聞朝刊より)
 この部分が、キーンさんの
 いちばん言いたいことかどうかは別として、
 ぼくには、かなり強い興味のある発言でした。