自己の内面に熱中できる人は、 それ自体は良いことなのだけれども、 たいていは、外の世界に関しての興味が薄くなっている 他人の心がわからないことと 集中力が高いことは、論理の上では矛盾しないが、 自己の内面に集中する人は、 他人の内面を他人に即して理解するなどということはできず、 他人を推定するに際しても、自分の内面を外挿して理解しようとする そして運の悪いことに、基準となるべき自分の内面は、しばしば、世間一般の内面と食い違っているのである そんなわけで、少なくとも、何かに熱中できるのは長所なのであるか

自己の内面に熱中できる人は、
それ自体は良いことなのだけれども、
たいていは、外の世界に関しての興味が薄くなっている

他人の心がわからないことと
集中力が高いことは、論理の上では矛盾しないが、
自己の内面に集中する人は、
他人の内面を他人に即して理解するなどということはできず、
他人を推定するに際しても、自分の内面を外挿して理解しようとする
そして運の悪いことに、基準となるべき自分の内面は、しばしば、世間一般の内面と食い違っているのである

そんなわけで、少なくとも、何かに熱中できるのは長所なのであるから、
学者でも、職人でも、事務員でも、熱中すできることをしてもらい、
あとの対人的な調整などは上司や周囲が引き受けるということで
切り抜けてもらいたいものだと思う。