“ 2007年、僕は『六ヶ所村ラプソディー』の 上映会をするために、初めて六ヶ所村に行きました。それで、再処理工場を見に行ったのですが、建物を見ても、なんとも思わなかった。何も感じなかったんで す。それで「問題なし」と感じる自分にこそ問題を感じたのと同時に、僕のような人って、きっと日本に多く居るんだろうな、とも思いました。 もし六ヶ所の近くに住んでいて、再処理工場の話が持ち上がったりしたら、僕は反対するどころか、工場で働いていたかもしれない、とさえ思うんです。そんな「普通の」僕だからこそ、地域の人たちと

2007年、僕は『六ヶ所村ラプソディー』の 上映会をするために、初めて六ヶ所村に行きました。それで、再処理工場を見に行ったのですが、建物を見ても、なんとも思わなかった。何も感じなかったんで す。それで「問題なし」と感じる自分にこそ問題を感じたのと同時に、僕のような人って、きっと日本に多く居るんだろうな、とも思いました。
もし六ヶ所の近くに住んでいて、再処理工場の話が持ち上がったりしたら、僕は反対するどころか、工場で働いていたかもしれない、とさえ思うんです。そんな「普通の」僕だからこそ、地域の人たちと本気で一緒にやっていこうと思うし、やっていけると思うし、何より、人ごととは思えないんです。
僕のように「反対だけど声を出しにくい、もしくは出せない」という人がたくさんいるんですよね。ならば「反対と言えるようになった り、何かしらの行動する人」を増やすことは何かって、本気で考えないといけないはず。再処理工場に対して「反対」と思うのなら。その土地の人の身になっ て。
「普通の人」の楽しい原発のなくしかた ~ 六ヶ所のDASH村から |