脳の仕組みを考えると 神経細胞がたくさんつながり合って ネットワークを作り 信号を調整しているだけなのだが その実際はまだよくわかっていない 一つの神経細胞に複数の刺激がある時間的特徴を持って入り それに対して「ある種の演算」をして 複数の出力をしている 演算には生得的な傾向も関係するし、経験によって得られた傾向も関係する。 演算の実質はよくわかっていない 細胞内で大きく分けると電気信号系と化学物質伝達系があり 協同していると思うが 両者はスピードが違いすぎて、よくわからない部分がある

脳の仕組みを考えると
神経細胞がたくさんつながり合って
ネットワークを作り
信号を調整しているだけなのだが
その実際はまだよくわかっていない

ニューロン・ネットワーク
またニューロン・サーキット・ネットワークなので
神経細胞回路網である

一つの神経細胞に複数の刺激がある時間的特徴を持って入り
それに対して「ある種の演算」をして
複数の出力をしている

演算には生得的な傾向も関係するし、経験によって得られた傾向も関係する。
演算の実質はよくわかっていない
細胞内で大きく分けると電気信号系と化学物質伝達系があり
協同していると思うが
両者はスピードが違いすぎて、よくわからない部分がある

たとえばバレーボールの選手がスパイクを拾おうとするとき
瞬間の判断をしているのだが
そのときもドパミンだとかセロトニンだとかが出たり入ったりして何かを調整していると
考えて矛盾はないだろうか?

細胞内で何が起こっているか分からないので
取りあえずシナプス部分に存在する物質が関係しているだろうというので
ノルアドレナリン、ドパミン、セロトニン、グルタミン酸などが
ターゲットになっているだけである
それしか分からないからそれを言っているだけである

純真な人はそれを真に受けて
セロトニンを増やすならまず食べ物だろうと考えて何か言っているし
ドパミンを増やすならパーキンソン病の薬がいいはずだと言って何か意見をいうのだが
それを純真という

だって、ドパミンを増やせばいいというなら、当然トライしているはずで、
もちろん、結果としては幻覚妄想が始まって良くなかったということで、
それはパーキンソン病の場合に、考慮すべき大事な副作用なのだが
まあ、そんなことは強調せず、「神経伝達物質のアンバランス」などと、絵で説明しているのである

ものの例えであるということが理解できず
真に受けるというのは
発達障害系の人に多いという説もあって
セロトニンの元になるものをたくさん食べるなどという人はそんな系統の人なのかもしれない
だからまあ、診断としては間違っていないのだろう

世の中にはいろいろな都合があって
その総合として、いろいろな話が流通しているのだと、
できれば理解を深めてほしいものだ
それがある種の治療だろう

ーー
脳血流測定の話も似たようなもので
知らないよりはずっといいが
はたして何がわかるのか、よく考えたほうがいい

たとえば書物は紙とインクでできている
どのような紙か、それは大事だ
どのようなインクか、それも大事だ
またたとえば、本の前半には漢字が60%で後半には40%になったとすれば
それも大事な情報だろう

しかしそれらのことと
本の内容とはどんな関係にあるだろうか

まだまだ道は遠いと思われる

ーー
当然であるが
神経細胞の中で何が起こって
「判断」が発生しているか、それが分からなければ
何もわからないのにほぼ等しい

それまでは
かなり分かったということにしよう、ということでお茶を濁しているしかない
学問のプロセスとしてはしかたのないことなのである
専門職がある限りそうなる

桃太郎の話を聞いて
きびだんごを用意しようとか
犬と猿とキジは大事にしようとか
純真はほほえましいのだが
もう一歩深く理解することもできそうだなあと思ったらどうだろう

ーー
脳波を検知して、いろいろなことがコントロールできる
たとえば右腕を曲げたり、部屋のライトをつけたりできる
それは素晴らしい技術なので私としても賞賛を惜しまないが
脳波を読めば自意識の内容がわかるというのとも話が違う

どういう特徴が「右腕を曲げる」と関係しているかというだけのことだ

ーー
もう何十年も前から
細胞内骨格の研究ということで
顕微鏡でも見えない、電子顕微鏡でかろうじて推定できる程度の研究が進んでいる
しかし電子顕微鏡では細胞をかなり破壊してしまうので、残骸から推定するにとどまる
方法論のブレイク・スルーがあればいいのだが、まだ待たれているところだ

しかしiPS細胞の例などにあるように突然大発展になることもあるので
楽しみなことではある

分かってしまえば、案外簡単なことだったなと思うものなのかもしれない