現在、日本人は自由も民主主義も平和主義も捨てたいと願っているかのようである

"権力というものの醜悪な圧力をよく考える
権力というものは要するに他人に何かを強制することだ
税金がわかりやすい

原初的な体験で言えば
学生時代に学園祭で映画を作りたいという人たちがいて
私としては勝手に作ればいいだろうと思っていたのだが
クラスの映画だからクラスの各人からお金を集めるのだという
それでも知らん振りで払わないでいれば無理にでも金を出せと言うほど厚顔ではないだろうと思っていたら
当然のように、あるいは、非常に嫌な感じの要求の仕方で
現金を徴収したものである
これが権力主義者の原型である

なんと愚かな同級生だろうかと思ったが
私の側もそのことに強く異議申立てをするほどの元気もなかった
軽蔑しただけだった

戦後一貫して右傾化が進行した
どうしてなのだろう
日本人に内在する傾向なのだろうか

中間層の没落は、ソ連崩壊による社民勢力の減少、福祉国家ビジョンが捨てられ
悪しき新自由主義勢力の台頭によるものと説明されることがある

日本に自由が訪れたのは占領軍とともにであったと解説されることがある
多分、そうなのだろう
米軍によって与えられた自由と民主主義であった

現在、日本人は自由も民主主義も平和主義も捨てたいと願っているかのようである

日本が将来、核で重武装して再び米国や中国と戦争をすると予想されるなら、
憲法9条保持は米国や中国にとって最良の盾となるはずである
しかし現在日本に吹いている風は9条改憲である
ノーベル平和賞の候補として日本国憲法9条があげられているのだが
はたしてそのように事が進むものであろうか

アベノミクスをやめてもいいでんすか、お金が欲しくないんですか、
と叫んだ自民党が選挙前の勢力をほぼ維持した
(負けもしなかったが、勝ちもしなかった
民主党は新しい党首を選び、他党との連携による再建か、あるいは独自の再建か、などを議論している
総選挙によって、民主党の歯車はひとつ回った
これは反自民勢力にとって良いことなのではないだろうか)

そして今日、クリスマス・イブは組閣の日
防衛大臣を除いて全員留任
(何も変えないなら何のための選挙だったのだろうと疑問が語られ、
いま選挙をしておけば今後4年間の優位を保持できると答えられる。
そうでなければ、あと2年の間には増税、経済失速、雇用悪化、社会保障剥奪などの
選挙マイナス要素が噴き出すので、今やっておいたほうが良かったという解説。
しかしそれだとどうやっても、4年後の選挙には負けそうだけれども、どうするんだろう。
国民が忘れるまで待つか、外交問題などで目眩ましするか。
中国が攻めてきますよと叫んで人気を博するのだろうか)

そして総理記者会見で質問が出ていたのは、
例えば、アベノミクスの第三の矢は何か、
戦争兵器産業を税金で援助することが第三の矢なのか
というようなことではなく、
改憲に向かって進みますかという質問で、
それは、選挙が終わった直後、自民党が大勝し、国民に信任されたのだという空気に基づいていえば
改憲OKですよねと、通信社の委員がサポートして、安部首相が
いつもの繰り返し答弁書類を読み上げるといったものだった
国会の2/3はたぶんOKだ、あとは国民の1/2だ、どんどん宣伝・洗脳しますという趣旨だった

安部総理の特徴としては
地球儀を俯瞰する外交とか
積極的平和主義とか
第三の矢とか
美しい日本、アベノミクス、
中身はないが、いかにもそれらしい、目くらましの、印象に残る言葉の群れ
意味を理解しないオームがいつまでも繰り返してしゃべっているようなものだろう

日本語も、このように悪用されるものかと悲しい

良心的な人々が正攻法で論じている時
小狡い人たちは禁じ手を次々に使ってしまった
いまや現状ははるかに理想から遠く
なぜこうなってしまったのか、誰も説明できない

憲法草案が自民党から提出されているのだが
素人が作ったものらしくて
憲法が何であるかを理解していない
何しろ、憲法の中で、国民の義務と道徳が語られているのである
オバマが失笑するのも無理はない
"