“ルソーの「ヒュームは嫌なやつだ、イギリス人とは嫌なやつだ、総じて人間というものは嫌な奴だ」というのは「文明人というのは嫌な奴らだ、文明国というのも嫌なものだ、文明人というのもみんな嫌な奴らだ」ということであろう。文明には偽善の匂いがするのである。だからルソーは野蛮人に希望を見いだした。社交は偽善とカードの表裏の関係にある。偽善の反対がまごころなのだろうか?”

"ルソーの「ヒュームは嫌なやつだ、イギリス人とは嫌なやつだ、総じて人間というものは嫌な奴だ」というのは「文明人というのは嫌な奴らだ、文明国というのも嫌なものだ、文明人というのもみんな嫌な奴らだ」ということであろう。文明には偽善の匂いがするのである。だからルソーは野蛮人に希望を見いだした。社交は偽善とカードの表裏の関係にある。偽善の反対がまごころなのだろうか?"