散りそびれたる桜の、枝に残りて、新緑、茶、薄紅と色の並ぶもよし。 散り遅れた一群の花はうっかり眠っている様子。
散りそびれたる桜の、枝に残りて、新緑、茶、薄紅と色の並ぶもよし。 散り遅れた一群の花はうっかり眠っている様子。
散りそびれたる桜の、枝に残りて、新緑、茶、薄紅と色の並ぶもよし。 散り遅れた一群の花はうっかり眠っている様子。
兼好という人はぬくもりがない涙がない 人間を評価する基準が「見苦しい」である おまけに随筆など書いているというからネタにされたらたまったものではない友達はいなくなる 有職故実の収集家 感情は貧困で平板思考はいつも決まった … Read more 兼好という人はぬくもりがない 涙がない 人間を評価する基準が 「見苦しい」である おまけに随筆など書いているというから ネタにされたらたまったものではない 友達はいなくなる 有職故実の収集家 感情は貧困で平板 思考はいつも決まったパターンを繰り返す 長い文章を書かない
“「あなた方が凄く発音良さそうに思ってる「英語ペラペラの日本人」はネイティヴが聞けばみんな同じ「日本語訛りの英語」なんだから、遠慮せず何でもどんどんしゃべれ」とイギリス人に言われたことがある(´・_・`)”
“金曜日以外に感じる「今日は金曜では?」っていう気持ちを集め続けると大体金曜日くらいに金曜日が出来る”
我が家の猫の様子を見たくて、玄関とリビングに ビデオを設置して会社に行った事がある。 リビングでは寝ていたり、遊んだり、ゴハン食べたりしていた。 玄関のビデオには、一時間置きに様子を見に行って、しょんぼりと シッポを項垂 … Read more 我が家の猫の様子を見たくて、玄関とリビングに ビデオを設置して会社に行った事がある。 リビングでは寝ていたり、遊んだり、ゴハン食べたりしていた。 玄関のビデオには、一時間置きに様子を見に行って、しょんぼりと シッポを項垂れてリビングに帰る姿が映し出されていた。 妹とビデオを見ながら号泣した。”
第108段:寸陰(すんいん)惜しむ人なし。これ、よく知れるか、愚かなるか。愚かにして怠る人のために言はば、一銭軽しと言へども、これを重ぬれば、貧しき人を富める人となす。されば、商人の、一銭を惜しむ心、切なり。刹那覚えずと … Read more 第108段:寸陰(すんいん)惜しむ人なし。これ、よく知れるか、愚かなるか。愚かにして怠る人のために言はば、一銭軽しと言へども、これを重ぬれば、貧しき人を富める人となす。されば、商人の、一銭を惜しむ心、切なり。刹那覚えずといへども、これを運びて止まざれば、命を終ふる期、忽ちに至る。 されば、道人(どうにん)は、遠く日月を惜しむべからず。ただ今の一念、空しく過ぐる事を惜しむべし。もし、人来りて、我が命、明日は必ず失はるべしと告げ知らせたらんに、今日の暮るる間、何事をか頼み、何事をか営まん。我等が生ける今日
第106段:高野証空上人(こうやの・しょうくうしょうにん)、京へ上りけるに、細道にて、馬に乗りたる女の、行きあひたりけるが、口曵きける男、あしく曵きて、聖の馬を堀へ落してげり。 聖、いと腹悪しくとがめて、『こは希有の狼 … Read more 第106段:高野証空上人(こうやの・しょうくうしょうにん)、京へ上りけるに、細道にて、馬に乗りたる女の、行きあひたりけるが、口曵きける男、あしく曵きて、聖の馬を堀へ落してげり。 聖、いと腹悪しくとがめて、『こは希有の狼藉かな。四部の弟子はよな、比丘よりは比丘尼は劣り、比丘尼より優婆塞は劣り、優婆塞より優婆夷は劣れり。かくの如くの優婆夷などの身にて、比丘を堀へ蹴入れさする、未曾有の悪行なり』と言はれければ、口曵きの男、『いかに仰せらるるやらん、えこそ聞き知らね』と言ふに、上人、なほいきまきて、『何と言ふ
徒然草第105段:北の屋陰に消え残りたる雪の、いたう凍りたるに、さし寄せたる車の轅(ながえ)も、霜いたくきらめきて、有明の月、さやかなれども、隈なくはあらぬに、人離れなる御堂の廊に、なみなみにはあらずと見ゆる男、女となげ … Read more 徒然草第105段:北の屋陰に消え残りたる雪の、いたう凍りたるに、さし寄せたる車の轅(ながえ)も、霜いたくきらめきて、有明の月、さやかなれども、隈なくはあらぬに、人離れなる御堂の廊に、なみなみにはあらずと見ゆる男、女となげしに尻かけて、物語するさまこそ、何事にかあらん、尽きすまじけれ。 かぶし・かたちなどいとよしと見えて、えもいはぬ匂ひのさと薫りたるこそ、をかしけれ。けはひなど、はつれつれ聞こえたるも、ゆかし。 ーーーーー 家の北側の陰に消えずに残っている雪が、ひどく凍り付いているが、近く寄せている牛車
徒然草第112段:明日は遠き国へ赴くべしと聞かん人に、心閑かになすべからんわざをば、人言ひかけてんや。俄かの大事をも営み、切に歎く事もある人は、他の事を聞き入れず、人の愁へ・喜びをも問はず。問はずとて、などやと恨むる人も … Read more 徒然草第112段:明日は遠き国へ赴くべしと聞かん人に、心閑かになすべからんわざをば、人言ひかけてんや。俄かの大事をも営み、切に歎く事もある人は、他の事を聞き入れず、人の愁へ・喜びをも問はず。問はずとて、などやと恨むる人もなし。されば、年もやうやう闌け(たけ)、病にもまつはれ、況んや世をも遁れたらん人、また、これに同じかるべし。 人間の儀式、いづれの事か去り難からぬ。世俗の黙し難きに随ひて、これを必ずとせば、願ひも多く、身も苦しく、心の暇もなく、一生は、雑事の小節にさへられて、空しく暮れなん。日暮れ、塗