徒然草第131段:貧しき者は、財をもて礼とし、老いたる者は、力をもて礼とす。己が分を知りて、及ばざる時は速かに止むを、智といふべし。許さざらんは、人の誤りなり。分を知らずして強いて励むは、己れが誤りなり。 貧しくて分を知らざれば盗み、力衰へて分を知らざれば病を受く。 ーーーーー 貧しい者は、財力を礼節だと勘違いをし、老いた者は、体力を礼節だと勘違いしやすい。自分の能力の分を知って、できない時には速やかにあきらめるのが知恵である。そういった諦めを許さないというのは、人が陥りやすい誤りである。自分の分をわ

徒然草第131段:貧しき者は、財をもて礼とし、老いたる者は、力をもて礼とす。己が分を知りて、及ばざる時は速かに止むを、智といふべし。許さざらんは、人の誤りなり。分を知らずして強いて励むは、己れが誤りなり。  貧しくて分を … Read more 徒然草第131段:貧しき者は、財をもて礼とし、老いたる者は、力をもて礼とす。己が分を知りて、及ばざる時は速かに止むを、智といふべし。許さざらんは、人の誤りなり。分を知らずして強いて励むは、己れが誤りなり。 貧しくて分を知らざれば盗み、力衰へて分を知らざれば病を受く。 ーーーーー 貧しい者は、財力を礼節だと勘違いをし、老いた者は、体力を礼節だと勘違いしやすい。自分の能力の分を知って、できない時には速やかにあきらめるのが知恵である。そういった諦めを許さないというのは、人が陥りやすい誤りである。自分の分をわ


マインドフルネスは前頭葉フルネス

マインドフルネスは前頭葉フルネスといってもいい ーーー前頭葉の機能が選択的に悪くなる病気があるのではないかと思っている年齢によらない脳血流を現在の検査器械で調べてもなかなか分からないのだが何が起こっているのだろう


私たち一人ひとりの生活や心の中には、思いがけない穴がポッカリ開くことがあります。それは、病気であったり、大切な人の死であったり、もめごと、事業の失敗などさまざまです。その穴を埋めることも大切かもしれませんが、それまで見えなかった他人の愛や優しさに、目を開かされる機会てもあります。 渡辺和子さんの言葉 ‏ ーーー 病気による人生の喪失感は大きくて それを埋めることは難しいことも多い しかし時間がたてばそれなりに見えてくることもあるようだ ーーー そのような喪失感を埋めてくれる心理的な装置の一番容易なもの

私たち一人ひとりの生活や心の中には、思いがけない穴がポッカリ開くことがあります。それは、病気であったり、大切な人の死であったり、もめごと、事業の失敗などさまざまです。その穴を埋めることも大切かもしれませんが、それまで見え … Read more 私たち一人ひとりの生活や心の中には、思いがけない穴がポッカリ開くことがあります。それは、病気であったり、大切な人の死であったり、もめごと、事業の失敗などさまざまです。その穴を埋めることも大切かもしれませんが、それまで見えなかった他人の愛や優しさに、目を開かされる機会てもあります。 渡辺和子さんの言葉 ‏ ーーー 病気による人生の喪失感は大きくて それを埋めることは難しいことも多い しかし時間がたてばそれなりに見えてくることもあるようだ ーーー そのような喪失感を埋めてくれる心理的な装置の一番容易なもの


格差社会、非常な貧困、戦争という道はすでに経験した道だろう。 ーーー 堀田善衞氏が平田篤胤について書いている短い文章がある。 「海鳴りの底から」の中のプロムナード4 国家神道についてであるが、 村岡典嗣「日本思想史研究」の中で、 平田篤胤の神学においてキリスト教がどのような影響を与えたかが論じられている 平田篤胤はこの時期、はじめの妻に先立たれ、長男を亡くし、さらに病気で次男を失った、しかも 非常な貧困に苦しめられた。 その時期、キリスト教を研究し、いわば換骨奪胎して、独自の神道を形成したというので

格差社会、非常な貧困、戦争という道はすでに経験した道だろう。 ーーー堀田善衞氏が平田篤胤について書いている短い文章がある。「海鳴りの底から」の中のプロムナード4 国家神道についてであるが、村岡典嗣「日本思想史研究」の中で … Read more 格差社会、非常な貧困、戦争という道はすでに経験した道だろう。 ーーー 堀田善衞氏が平田篤胤について書いている短い文章がある。 「海鳴りの底から」の中のプロムナード4 国家神道についてであるが、 村岡典嗣「日本思想史研究」の中で、 平田篤胤の神学においてキリスト教がどのような影響を与えたかが論じられている 平田篤胤はこの時期、はじめの妻に先立たれ、長男を亡くし、さらに病気で次男を失った、しかも 非常な貧困に苦しめられた。 その時期、キリスト教を研究し、いわば換骨奪胎して、独自の神道を形成したというので


“「『最近の若者はダメだ』とよく言われるが、最近の若者は特に酷い」というセリフが30年前に吐かれ、以後30年の間復唱され続け、そしておそらく今後も同じ事が続くのだとすれば、これは単なる「中年に好発する愉快な病気」であって、中二病と同じ扱いでよい”

“「『最近の若者はダメだ』とよく言われるが、最近の若者は特に酷い」というセリフが30年前に吐かれ、以後30年の間復唱され続け、そしておそらく今後も同じ事が続くのだとすれば、これは単なる「中年に好発する愉快な病気」であって … Read more “「『最近の若者はダメだ』とよく言われるが、最近の若者は特に酷い」というセリフが30年前に吐かれ、以後30年の間復唱され続け、そしておそらく今後も同じ事が続くのだとすれば、これは単なる「中年に好発する愉快な病気」であって、中二病と同じ扱いでよい”