統合失調症は神経炎症性疾患なのか? Is Schizophrenia a Neuroinflammatory Disorder? 急性期統合失調症患者では10%の頻度でNMDA型グルタミン酸受容体に対する抗体が検出されるのに対し、うつ病患者では3%と低く、境界性パーソナリティ障害患者からは検出されない。 遺伝的連鎖解析研究および末梢血中の免疫機能を調べたこれまでの研究から、神経炎症が統合失調症の病態発生機序において何らかの役割を果たしていることが示唆されている。たとえば、N-メチル-D-アスパラギン酸

統合失調症は神経炎症性疾患なのか? Is Schizophrenia a Neuroinflammatory Disorder? 急性期統合失調症患者では10%の頻度でNMDA型グルタミン酸受容体に対する抗体が検出される … Read more 統合失調症は神経炎症性疾患なのか? Is Schizophrenia a Neuroinflammatory Disorder? 急性期統合失調症患者では10%の頻度でNMDA型グルタミン酸受容体に対する抗体が検出されるのに対し、うつ病患者では3%と低く、境界性パーソナリティ障害患者からは検出されない。 遺伝的連鎖解析研究および末梢血中の免疫機能を調べたこれまでの研究から、神経炎症が統合失調症の病態発生機序において何らかの役割を果たしていることが示唆されている。たとえば、N-メチル-D-アスパラギン酸