“インドでは、象を飼う時に、象の足をロープで杭につなぐそうです。 象の力をもってすれば、その杭を抜いて逃げることは簡単なのですが、 象たちは杭を抜こうとしないのです。 象たちは、子像のころからその杭につながれています。 そして、子像のころ何度も杭を抜こうと試みて抜けなかったので、 自分にその杭を抜くことはできないと思っているのです。 大人になって杭を抜く力がついているにもかかわらず・・・ 私たち人間も、子どものころに信じ込んだことに影響を受けています。 子どものころに「できない」「無理だ」と信

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“子どもの頃って自分で新しいことを始めなくても、中学になって、高校になって……周りの環境が勝手に変わっていってくれたよね。それが大人になると自分から動かないかぎり新しい経験が向こうからやってくることはほとんどない。だから、俺は少しでも面白そうだと思ったことには積極的に飛びつくようにしてるよ”

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“表面的な明るさや暗さじゃ無いよ 根が明るいっていうのはね、なぜだか、根本的に、自分自身で満ち足りているって事なんだ。なんにも意味のあることをしていなくても、ほかのだれにも認めてもらわなくても。 それが上品ってことでもあるんだ。 根が暗いっていうのはその逆でね、なにか意味のあることをしたり、ほかのだれかに認めてもらわなくては、満たされない人のことなんだ。 それが下品ってことさ。 (永井均・子どものための哲学対話)”

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“支配したいという欲求を胸に秘めた親にとって、子どもの「わがまま」は恰好の口実になる。「躾」の名の下に堂々と権力を振るえるから。言葉は権力を持つ者が定義するので、子どもにとって理由のある行動を「わがまま」と、親による暴力を「躾」と、親自身が定義できる。その構造に敏感でありたい。”

“支配したいという欲求を胸に秘めた親にとって、子どもの「わがまま」は恰好の口実になる。「躾」の名の下に堂々と権力を振るえるから。言葉は権力を持つ者が定義するので、子どもにとって理由のある行動を「わがまま」と、親による暴力 … Read more “支配したいという欲求を胸に秘めた親にとって、子どもの「わがまま」は恰好の口実になる。「躾」の名の下に堂々と権力を振るえるから。言葉は権力を持つ者が定義するので、子どもにとって理由のある行動を「わがまま」と、親による暴力を「躾」と、親自身が定義できる。その構造に敏感でありたい。”


“40歳を過ぎて思うのは、「人って、悲しいほど、自分の人生の過ごし方や、何を考えてきたのかを覚えていない」ってことなんですよね。 自分の子どもと接していると、「ああ、自分は今、子ども時代にされて嫌だったことを、自分の子どもにしている」ということに、突然気付いて愕然とすることもあるのです。”

"40歳を過ぎて思うのは、「人って、悲しいほど、自分の人生の過ごし方や、何を考えてきたのかを覚えていない」ってことなんですよね。 自分の子どもと接していると、「ああ、自分は今、子ども時代にされて嫌だったことを、 … Read more “40歳を過ぎて思うのは、「人って、悲しいほど、自分の人生の過ごし方や、何を考えてきたのかを覚えていない」ってことなんですよね。 自分の子どもと接していると、「ああ、自分は今、子ども時代にされて嫌だったことを、自分の子どもにしている」ということに、突然気付いて愕然とすることもあるのです。”