“ところで、珍しいサイトウの例として見せてもらった珍名リストの中に、どうやって読めばそうなるか理解できない名字があった。 「一尺二寸五分(かまつか)」さんだ。 「昔、鎌塚某という武将がいたんだけど、合戦で敗れたか何かで一族が埼玉に逃げ延びたらしいよ。 で、追っ手がかかった時に名前がそのままだとまずいから、とりあえず字だけでも変えようとしたんだ。 その時に『この近隣では農作業に使うカマの柄の長さは一尺二寸五分と決まってるので、こう書いてカマツカと読みます。武将の鎌塚家とは関係無しで』と言い張ったんだね」
“ところで、珍しいサイトウの例として見せてもらった珍名リストの中に、どうやって読めばそうなるか理解できない名字があった。 「一尺二寸五分(かまつか)」さんだ。 「昔、鎌塚某という武将がいたんだけど、合戦で敗れたか何かで一 … Read more “ところで、珍しいサイトウの例として見せてもらった珍名リストの中に、どうやって読めばそうなるか理解できない名字があった。 「一尺二寸五分(かまつか)」さんだ。 「昔、鎌塚某という武将がいたんだけど、合戦で敗れたか何かで一族が埼玉に逃げ延びたらしいよ。 で、追っ手がかかった時に名前がそのままだとまずいから、とりあえず字だけでも変えようとしたんだ。 その時に『この近隣では農作業に使うカマの柄の長さは一尺二寸五分と決まってるので、こう書いてカマツカと読みます。武将の鎌塚家とは関係無しで』と言い張ったんだね」