“ たとえば有名なところではバスク語なんかとか。系統不明とか聞くと大興奮ですね。どこから来たのか、なんでそこにあるのか、ぜんぜんわかんないんだ けど、とにかくバスク地方にいきなり膠着語しゃべってる人たちがいる。能格構造まで持ってたりする。たまんないですね。  言語が違うっていうことは、思考のフレームが違うっていうことです。上の本にも出てきますけど、コイ族(ブッシュマンっていったほうが通り がいいのか)の言語には「キリンの肉のようにおいしい」とかを一語として表現する形容詞があったりしますし、あと牛とか馬と

“ たとえば有名なところではバスク語なんかとか。系統不明とか聞くと大興奮ですね。どこから来たのか、なんでそこにあるのか、ぜんぜんわかんないんだ けど、とにかくバスク地方にいきなり膠着語しゃべってる人たちがいる。能格構造ま … Read more “ たとえば有名なところではバスク語なんかとか。系統不明とか聞くと大興奮ですね。どこから来たのか、なんでそこにあるのか、ぜんぜんわかんないんだ けど、とにかくバスク地方にいきなり膠着語しゃべってる人たちがいる。能格構造まで持ってたりする。たまんないですね。  言語が違うっていうことは、思考のフレームが違うっていうことです。上の本にも出てきますけど、コイ族(ブッシュマンっていったほうが通り がいいのか)の言語には「キリンの肉のようにおいしい」とかを一語として表現する形容詞があったりしますし、あと牛とか馬と


言語が違うっていうことは、思考のフレームが違うっていうことです。上の本にも出てきますけど、コイ族(ブッシュマンっていったほうが通り がいいのか)の言語には「キリンの肉のようにおいしい」とかを一語として表現する形容詞があったりしますし、あと牛とか馬とかを表現するための語彙がやた ら豊富だったりしますよね。同じ牛でも、オスとメスで呼びかたが違うのはもちろん、年齢とか妊娠してるかとか、模様とか、そういうので全部呼びかたが違 う。そして「牛」という存在一般を表現する単語がなかったりする。もう、世界観が違うってこと

“ たとえば有名なところではバスク語なんかとか。系統不明とか聞くと大興奮ですね。どこから来たのか、なんでそこにあるのか、ぜんぜんわかんないんだ けど、とにかくバスク地方にいきなり膠着語しゃべってる人たちがいる。能格構造ま … Read more 言語が違うっていうことは、思考のフレームが違うっていうことです。上の本にも出てきますけど、コイ族(ブッシュマンっていったほうが通り がいいのか)の言語には「キリンの肉のようにおいしい」とかを一語として表現する形容詞があったりしますし、あと牛とか馬とかを表現するための語彙がやた ら豊富だったりしますよね。同じ牛でも、オスとメスで呼びかたが違うのはもちろん、年齢とか妊娠してるかとか、模様とか、そういうので全部呼びかたが違 う。そして「牛」という存在一般を表現する単語がなかったりする。もう、世界観が違うってこと