いま国会や与党協議で議論されている防衛論がいかに机上の空論であるか、安倍首相の言う「積極的平和主義」がいかに「空想的平和主義」なのか。 例えば、集団的自衛権が必要な根拠として、同盟国であるアメリカと中国の間で軍事衝突が起きたとき、中国に奇襲された米軍の艦艇を自衛隊が守らなくていいのかという主張があるが、そのためにいったいどれくらいの兵力が必要なのかの議論がまったくない。 現状の4個護衛隊群では全然足りず、最低あと2個護衛隊群が必要となり、西太平洋までの距離の長さを考えれば、ミサイルや弾薬の備蓄もい
いま国会や与党協議で議論されている防衛論がいかに机上の空論であるか、安倍首相の言う「積極的平和主義」がいかに「空想的平和主義」なのか。 例えば、集団的自衛権が必要な根拠として、同盟国であるアメリカと中国の間で軍事衝突が … Read more いま国会や与党協議で議論されている防衛論がいかに机上の空論であるか、安倍首相の言う「積極的平和主義」がいかに「空想的平和主義」なのか。 例えば、集団的自衛権が必要な根拠として、同盟国であるアメリカと中国の間で軍事衝突が起きたとき、中国に奇襲された米軍の艦艇を自衛隊が守らなくていいのかという主張があるが、そのためにいったいどれくらいの兵力が必要なのかの議論がまったくない。 現状の4個護衛隊群では全然足りず、最低あと2個護衛隊群が必要となり、西太平洋までの距離の長さを考えれば、ミサイルや弾薬の備蓄もい