私はここで、世界と世界の象を考える。 世界に対して働きかけて、その結果を人間の感覚は受け取る(A)。 また、「人間の脳の内部にある世界の象」に対して同じように働きかけて、その結果を人間の「内的感覚」は受け取る(B)。 ここでは、運動神経を通じての外部世界への出力と同等の出力を、脳内部の世界の象に対して出力しているのである。 この、AとBの時間差を考える。 脳の中の、比較照合部位に到達する時間が Bが早く、Aが遅いのが人間の通常の姿である。ここに人間の自意識が発生し、特に自意識の能動性が発生する。 Aが早く
ウィトゲンシュタインは「論理哲学論考」という本で「アプリオリな総合」という認識を認めず、人間は世界の像を作ることによって世界に到達できるとした。 ーー 私はここで、世界と世界の象を考える。 世界に対して働きかけて、その結 … Read more 私はここで、世界と世界の象を考える。 世界に対して働きかけて、その結果を人間の感覚は受け取る(A)。 また、「人間の脳の内部にある世界の象」に対して同じように働きかけて、その結果を人間の「内的感覚」は受け取る(B)。 ここでは、運動神経を通じての外部世界への出力と同等の出力を、脳内部の世界の象に対して出力しているのである。 この、AとBの時間差を考える。 脳の中の、比較照合部位に到達する時間が Bが早く、Aが遅いのが人間の通常の姿である。ここに人間の自意識が発生し、特に自意識の能動性が発生する。 Aが早く