この人が偉大だったのは、それまでの霊に対する概念を一変させたこと。 ギボさん登場以前は、霊障とか祟りばかりで、専門家による供養が必要だった。 霊能者や寺が、不幸な人を食い物にしていたと言っても良い。 しかし、ギボさんは、霊は恐ろしいものではない、 大切な子孫を恨んだり足を引っ張ったりするはずがない、 供養も特別なお金をかけた物は必要ない、 故人が好きだったお菓子を「一緒に食べましょう」と念じて食す だけで構わない、水や花を供えたり、折々に思い出して感謝するだけでよいと説いた。 いわば愛の先

この人が偉大だったのは、それまでの霊に対する概念を一変させたこと。  ギボさん登場以前は、霊障とか祟りばかりで、専門家による供養が必要だった。  霊能者や寺が、不幸な人を食い物にしていたと言っても良い。  しかし、ギボさ … Read more この人が偉大だったのは、それまでの霊に対する概念を一変させたこと。 ギボさん登場以前は、霊障とか祟りばかりで、専門家による供養が必要だった。 霊能者や寺が、不幸な人を食い物にしていたと言っても良い。 しかし、ギボさんは、霊は恐ろしいものではない、 大切な子孫を恨んだり足を引っ張ったりするはずがない、 供養も特別なお金をかけた物は必要ない、 故人が好きだったお菓子を「一緒に食べましょう」と念じて食す だけで構わない、水や花を供えたり、折々に思い出して感謝するだけでよいと説いた。 いわば愛の先


” 「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」  とか 「要は、勇気がないんでしょ?」  とか 「生活が辛いなら必死で働けばいいじゃない」  とか 「人生は気の持ち方次第でどうにでもなる」  とか。  自分自身はそういった問題を抱えておらず、どういう文脈の上でそういう問題が生じているのかも理解していないような人が、まったくトンチンカンで実行力*1のない「解決法」(のつもり)をずけずけと突きつけて何か言った気になって悦に浸ってるような図。  こういうのを「マリー・アントワネット的暴力」

" 「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」  とか 「要は、勇気がないんでしょ?」  とか 「生活が辛いなら必死で働けばいいじゃない」  とか 「人生は気の持ち方次第でどうにでもなる」  とか。  自分 … Read more ” 「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」  とか 「要は、勇気がないんでしょ?」  とか 「生活が辛いなら必死で働けばいいじゃない」  とか 「人生は気の持ち方次第でどうにでもなる」  とか。  自分自身はそういった問題を抱えておらず、どういう文脈の上でそういう問題が生じているのかも理解していないような人が、まったくトンチンカンで実行力*1のない「解決法」(のつもり)をずけずけと突きつけて何か言った気になって悦に浸ってるような図。  こういうのを「マリー・アントワネット的暴力」