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いづくにもあれ、しばし旅立ちたるこそ、目さむる心地すれ。 どこであっても、しばらくの間、旅立つということは、目がさめる心地がする。

いづくにもあれ、しばし旅立ちたるこそ、目さむる心地すれ。 どこであっても、しばらくの間、旅立つということは、目がさめる心地がする。旅の効用である心が曇っていたと知る
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徒然草17段:山寺にかきこもりて、仏に仕う(つかう)まつるこそ、つれづれもなく、心の濁りも清まる心地すれ。 山寺に籠もって仏にお勤め(勤行)することは、とりとめも無く、心の濁り(世俗の煩悩)も清まる感じがする。 ーーーーー

徒然草17段:山寺にかきこもりて、仏に仕う(つかう)まつるこそ、つれづれもなく、心の濁りも清まる心地すれ。山寺に籠もって仏にお勤め(勤行)することは、とりとめも無く、心の濁り(世俗の煩悩)も清まる感じがする。ーーーーーこうしたことは宗教の持...
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同窓会報で訃報を見る お世話になった先生の名前があった 昼休みに元気にジョギングをしていたのを思い出す 25年前の話だ あの元気な人が病気療養の末に亡くなったというのである 惜しいことだが 極楽浄土もいいに違いないと祈る

同窓会報で訃報を見るお世話になった先生の名前があった昼休みに元気にジョギングをしていたのを思い出す25年前の話だあの元気な人が病気療養の末に亡くなったというのである惜しいことだが極楽浄土もいいに違いないと祈る
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衰へたる末の世とはいへど、なほ、九重(ここのえ)の神さびたる有様こそ、世づかず、めでたきものなれ。 朝廷の権威が衰えた末法の武士の世とは言っても、今なお、幾重もの門に囲まれた宮中の神々しい様子は素晴らしいものである。 ーーー いろいろ賛美している。兼好の寄って立つ基盤なのだろう。 しかし賛美の中身としては、ありがたいとか、重々しくて好ましいとか、 めったにないとか、昔から変わらないとか、大して根拠はない

衰へたる末の世とはいへど、なほ、九重(ここのえ)の神さびたる有様こそ、世づかず、めでたきものなれ。朝廷の権威が衰えた末法の武士の世とは言っても、今なお、幾重もの門に囲まれた宮中の神々しい様子は素晴らしいものである。ーーーいろいろ賛美している...
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徒然草19段部分 『もののあはれは秋こそまされ』と人ごとに言ふめれど、それもさるものにて、今一きは心も浮き立つものは、春のけしきにこそあんめれ。鳥の声などもことの外に春めきて、のどやかなる日影に、墻根(かきねの草萌え出づるころより、やや春ふかく、霞みわたりて、花もやうやうけしきだつほどこそあれ、折しも、雨・風うちつづきて、心あわたたしく散り過ぎぬ、青葉になりゆくまで、万に、ただ、心をのみぞ悩ます。花橘(はなたちばな)は名にこそ負へれ、なほ、梅の匂ひにぞ、古の事も、立ちかへり恋しう思い出でらるる。山吹の清げ

徒然草19段部分『もののあはれは秋こそまされ』と人ごとに言ふめれど、それもさるものにて、今一きは心も浮き立つものは、春のけしきにこそあんめれ。鳥の声などもことの外に春めきて、のどやかなる日影に、墻根(かきねの草萌え出づるころより、やや春ふか...
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飛鳥川の淵瀬(ふちせ)常ならぬ世にしあれば、時移り、事去り、楽しび・悲しび行きかひて、はなやかなりしあたりも人住まぬ野らとなり、変らぬ住家は人改まりぬ。桃李(とうり)もの言はねば、誰とともにか昔を語らん。まして、見ぬ古のやんごとなかりけん跡のみぞ、いとはかなき。 京極殿(きょうごくどの)・法成寺(ほうじょうじ)など見るこそ、志留まり、事変じにけるさまはあはれなれ。御堂殿の作り磨かせ給ひて、庄園多く寄せられ、我が御族(おおんぞく)のみ、御門の御後見(おおんうしろみ)、世の固めにて、行末までとおぼしおきし

徒然草25段.飛鳥川の淵瀬(ふちせ)常ならぬ世にしあれば、時移り、事去り、楽しび・悲しび行きかひて、はなやかなりしあたりも人住まぬ野らとなり、変らぬ住家は人改まりぬ。桃李(とうり)もの言はねば、誰とともにか昔を語らん。まして、見ぬ古のやんご...
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26段:風も吹きあへずうつろふ、人の心の花に、馴れにし年月を思へば、あはれと聞きし言の葉ごとに忘れぬものから、我が世の外になりゆくならひこそ、亡き人の別れよりもまさりてかなしきものなれ。 風も吹き荒れていないのに散ってゆく花のように、移り変わってゆく人の心、過去に親しんだ月日のことを思うと、しみじみと感動して聞いた一つ一つの言葉が忘れられない。そんな大切な言葉を少しずつ忘れ去っていっていることは、亡くなった人との別れよりも悲しいものである。

徒然草26段部分:風も吹きあへずうつろふ、人の心の花に、馴れにし年月を思へば、あはれと聞きし言の葉ごとに忘れぬものから、我が世の外になりゆくならひこそ、亡き人の別れよりもまさりてかなしきものなれ。 風も吹き荒れていないのに散ってゆく花のよう...
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“息子へ おまえにこの手紙を書いたのには3つの理由がある。 1. 人生は幸福も災難も無常だ。いつ死ぬかは分からないので早めに言っておきたい。 2. 私はおまえの父だ。私が言わなければ、誰も言ってくれない。 3. この手紙は私の悲惨な失敗体験から得たものばかりで、おまえの人生に役立つだろう。 今後の人生において、以下のことをよく覚えてほしい。 (1)おまえを悪く扱う人のことを気にしない。私とお前の母親を除けば、誰もおまえによくしてあげる義務はない。だからおまえによくしてくれる人を必ず大切にし、その

“息子へおまえにこの手紙を書いたのには3つの理由がある。1. 人生は幸福も災難も無常だ。いつ死ぬかは分からないので早めに言っておきたい。2. 私はおまえの父だ。私が言わなければ、誰も言ってくれない。3. この手紙は私の悲惨な失敗体験から得た...
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徒然草29段.静かに思へば、万に、過ぎにしかたの恋しさのみぞせんかたなき。 人静まりて後、長き夜のすさびに、何となき具足とりしたため、残し置かじと思ふ反古など破り棄つる(やりすつる)中に、亡き人の手習ひ、絵かきすさびたる、見出でたるこそ、ただ、その折の心地すれ。このごろある人の文だに、久しくなりて、いかなる折、いつの年なりけんと思ふは、あはれなるぞかし。手慣れし具足なども、心もなくて、変らず、久しき、いとかなし。 ーーーーー 静かにもの思えば、すべて過ぎ去った過去のみが恋しくてどうしようもない。

徒然草29段.静かに思へば、万に、過ぎにしかたの恋しさのみぞせんかたなき。 人静まりて後、長き夜のすさびに、何となき具足とりしたため、残し置かじと思ふ反古など破り棄つる(やりすつる)中に、亡き人の手習ひ、絵かきすさびたる、見出でたるこそ、た...
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徒然草30段:人の亡き跡ばかり、悲しきはなし。 中陰のほど、山里などに移ろひて、便あしく、狭き所にあまたあひ居て、後のわざども営み合へる、心あわたたし。日数の速く過ぐるほどぞ、ものにも似ぬ。果ての日は、いと情なう、たがひに言ふ事もなく、我賢げに物ひきしたため、ちりぢりに行きあかれぬ。もとの住みかに帰りてぞ、さらに悲しき事は多かるべき。「しかしかのことは、あなかしこ、跡のため忌むなることぞ」など言へるこそ、かばかりの中に何かはと、人の心はなほうたて覚ゆれ。 年月経ても、つゆ忘るるにはあらねど、去る者

徒然草30段:人の亡き跡ばかり、悲しきはなし。 中陰のほど、山里などに移ろひて、便あしく、狭き所にあまたあひ居て、後のわざども営み合へる、心あわたたし。日数の速く過ぐるほどぞ、ものにも似ぬ。果ての日は、いと情なう、たがひに言ふ事もなく、我賢...