米国心臓病学会(ACC)は3月5日、テストステロン製剤の使用に関する米国食品医薬品局(FDA)の声明を紹介した。
米国FDAは、テストステロン補充療法(TRT)で承認されているのは明らかな内科的疾患によるホルモン低下における治療の場合のみであり、老化によるホルモン低下に対しては使用するべきではないとの声明を発表。諮問委員会からは、テストステロン製品を使用した高齢者で心臓発作や脳卒中あるいは死亡リスクが高まる可能性があることも報告されている。これに伴い米国FDAは、テストステロン製剤の製造業者に対し、承認された治療での使用についてだけでなく、心臓リスクの可能性についても製品に表示するよう求めている。