昔の学者の苦労を見ると
ご苦労なことではあるが
全く無駄なことをしたものだなあと
感慨を覚える
科学の分野では積み重ねであるから
努力が無駄になるということもないが
どちらかと言えば独創性はいらないかもしれないと思わないでもない
いつか誰かがやるだろう
科学以外の分野では
学ぶと言ってもデタラメにすぎないと思われる
科学以外の分野で自分の研究がほんとうに意味があると
考えているとしたら、大変に幸福な人であろう
今の我々が思うに
平安貴族の学んだこと
鎌倉仏教僧が学んだこと
江戸時代の儒学者が学んだこと
明治期に洋学として学んだこと
科学の分野は真実があったけれども
非化学の分野はようするに無駄であったとも思われる